「お健やかに過ごしのことと存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お健やかに過ごしのことと存じます」とは? ビジネス用語【一語】

「お健やかに過ごしのことと存じます」とは?

ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「お健やかに過ごしのことと存じます」とは?

これは、元気に過ごしているであろうと思うことを丁重に表現した言葉です。

「お健やかに」「元気に」「健康的に」という意味を持ちます。

また、ここでの「過ごし」は不適切であり、「お過ごし」と言い換えたほうがよいと言えます。

さらに「ことと」は推察を含むような場合に使用する表現です。

ここでは「思う」を意味する「存ずる」という謙譲語を組み合わせて、自分が想像している内容であることを言い表しているのです。

なお、「存じます」は語尾に丁寧語を加えています。

これにより、相手に丁寧な印象を与えるような表現にしているのです。

「お健やかに過ごしのことと存じます」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点

たとえば、以前お世話になった部長に手紙を書くことにしたとします。

その部長は、だいぶ前に会社を退職していたのでした。

このような状況で、「部長が仕事を引退してから久しいですが、お健やかに過ごしのことと存じます」と言うとよいでしょう。

これによって、元気に過ごしているであろうと思うことを、上手に表現できるのです。

この言葉を使うときは、「過ごしのことと」の表現方法に注意するべきです。

これは違和感のある表現になっているため、「お過ごしのことと」に言い換えて使用するとよいでしょう。

接頭語は、使い方次第では不自然になりますが、ここでは接頭語を使わないことで不自然になってしまっているのです。

実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。


「お健やかに過ごしのことと存じます」を使った例文

ここでは例文を挙げています。

このように、前段に少し言葉を加えると、自然な使い方ができるのです。

・『皆様におかれましては、お健やかに過ごしのことと存じます』
・『大分ご無沙汰でしたが、お健やかに過ごしのことと存じます』
・『仕事を辞めてから時間が経ちますが、お健やかに過ごしのことと存じます』

「お健やかに過ごしのことと存じます」の類語と敬語での言いかえ

この言葉の類語と敬語を解説していきます。

「お健やかに過ごしのことと存じます」の類似表現

これの類似表現として、「元気に過ごしていることと存じます」が挙げられます。

「お健やかに過ごしのことと」「元気に過ごしていることと」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。

「お健やかに過ごしのことと存じます」の敬語表現

この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「お健やかにお過ごしのことかと思います」に言い換える事が可能です。

まとめ

このように、元気に過ごしているであろうと思うことを丁重に表現する場合に、この言葉を使用できると分かります。

ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。