みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「滞りなく食事会を進めることができたこと」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「滞りなく食事会を進めることができたこと」とは?
「滞りなく」とは、「すみやかに、スムーズに」といった意味合いの言葉で、問題やトラブルが起きず無事に進行している様子を表しています。
「食事会を進めることができた」は、歓送迎会や打ち合わせなどで、食事を兼ねて親睦を深めたり話し合ったりすることができた状況を伝えたものです。
最後の「こと」は、「事実」や「様子」を表しています。
つまり、予定していた食事会が無事開催され、問題なく終えることが出来る様子を伝えたのが「滞りなく食事会を進めることができたこと」です。
「滞りなく食事会を進めることができたこと」の使い方や注意点
「滞りなく」は、大きなトラブルもなくスムーズに進行している様子というニュアンスの言葉です。
ですから、「滞りなく?できた」という表現は、「無事に完了した」とも言えます。
「進めることができた」という言い回しは、文字数の割にその意味合いはいたってシンプルです。
「進んだ」と縮めても、意味は変わりません。
総じて、この言葉を使う上での注意点としては、言い回しがとても回りくどいことが挙げられます。
「進めることができた」の直後に「こと」と並べると、似たような言い方を重ねたように聞こえてしまいます。
最後の「こと」を、「件」や「について」と言い換えることで、回りくどい言い回しを回避出来る場合があります。
例えば、「食事会を開催できた件について」のように、熟語や言い換えを工夫して分かりやすい言葉で伝えられるわけです。
「滞りなく食事会を進めることができたこと」の言い換え
・『食事会を催行できた件』
・『食事会催行につきまして』
・『食事会のお礼とご報告』
・『食事会のお礼について』
・『食事会ご報告の件』
「進めることができた」という過去形の表現から、「開催できた」と言い換えられます。
また、「食事会」などの催し物を催事、またそれらを行うことを催行と表現できます。
「滞りなく食事会を進めることができたこと」について、誰に何を伝えようとしているかの目的が分かる際は、例えば「お礼」や「ご報告」という言葉に言い換えるのも手でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「滞りなく食事会を進めることができたこと」は、催し物が無事に開催できたことを伝えた言葉です。
「滞りなく」を「無事に」と言い換えるように、少しでも短く分かりやすいメッセージとして表現できるよう、ボキャブラリーを増やしていきたいところです。