この記事では「全然大丈夫ですのでお気になさらないでください」について解説をします。
「全然大丈夫ですのでお気になさらないでください」とは?意味
まったく問題はないので心配をしないでください、という意味です。
「全然」には、まったく、少しもという意味があります。
この意味では、後に打消しの語をともなって使用をします。
「大丈夫」は安心できるさまを表したり、確かであるさまを表したりする言葉です。
「お気になさらない」は「気にしない」を相手を敬う表現にしています。
「なさらない」は「なさる」を打消しの形にしています。
「なさる」は「お〜なさる」の形で敬意を表します。
「ください」は相手に何かをするように求める意です。
「全然大丈夫ですのでお気になさらないでください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が話し手のことを心配してくれたときに用います。
たとえば、Aさんが他社を訪問してこれから自社に戻るとします。
会社の外に出てみると雨が降っています。
Aさんは傘を持っていません。
傘を持っておらず雨に濡れるだろうと心配をした他社の人が、「大丈夫ですか」と声をかけてくれました。
Aさんは雨に濡れることを心配していません。
そこで、Aさんから他社の人にこの言葉を伝えます。
こういった言葉をかけると、心配をしている相手の気持ちが軽くなります。
「全然」はまったくという意味で用いるときには、後に打消しの言葉をともないます。
「全然大丈夫です」という使い方は誤りなのです。
この場合は「全然」の部分をなくして、「大丈夫ですので〜」という形にします。
「全然大丈夫ですのでお気になさらないでください」を使った例文
・『これくらいは平気です。全然大丈夫ですのでお気になさらないでください』
「全然大丈夫ですのでお気になさらないでください」の返答や返信例
大丈夫なようなので、それほど気にする必要はないでしょう。
たとえば、この言葉を伝えている人が重い荷物を持っていて、こちらが心配をしたとします。
この言葉が返ってきたなら、重たい荷物を持つことが平気なのでしょう。
しかし、荷物を持つ手伝いをしてあげた方が親切です。
「大丈夫」といいながら、本当は大丈夫ではないときがあります。
本当の気持ちを伝えていないことがあるので、相手の気持ちをよく考えてみてください。
必要があれば手助けをするとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、相手が心配をしてくれたときに用います。
こういった言葉を伝えると相手の心配が減ります。
しかし、本当は大丈夫でないときは無理をしないようにしましょう。
必要なときには周りの人に助けを求めてください。