この記事では「お好きだとうかがいましたので」について解説をします。
「お好きだとうかがいましたので」とは?意味
好きだと聞いたので、という意味です。
「お好き」は「好き」を丁寧な言い方にしたものです。
名詞に「お」をつけると丁寧な表現になります。
「うかがい」は「うかがう」のことで、「聞く」の謙譲語です。
漢字で書くと「伺い」です。
「ました」の「まし」は敬意を表し、「た」は動作や作用が過去に行われた意を表します。
「ので」は、この後に伝えられる事柄の原因・理由・根拠などを表します。
「お好きだとうかがいましたので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、贈り物に添える言葉として使用をします。
たとえば、AさんがBさんの家を訪れるとします。
人の家を訪れるので、土産物を持っていくことにしました。
Bさんはあるものが好きだと聞いています。
好きなものを渡せば喜んでくれるだろうと思い、AさんはBさんが好きなものを手土産に選びました。
それをAさんからBさん宅で渡すときにこのような言葉を用います。
お中元やお歳暮、誕生日プレゼントなどの贈り物をするときも、この言葉を使うことができます。
「お好き」が意味するものは、食べものの場合もあれば、趣味のもなど食べもの以外のこともあります。
しかし、手土産としては食べものを渡すことが一般的です。
相手の好きなものを渡せば喜んでもらえると期待できますが、渡す時期と賞味期限を考えて選びましょう。
日持ちをしないものを贈るのは望ましくありません。
渡す前に賞味期限が過ぎてしまう恐れがあり、またもらった方はすぐに食べなければなりません。
受け取る側のことを考えて選びましょう。
「お好きだとうかがいましたので」を使った例文
・『お好きだとうかがいましたので、よろしければお召し上がりください』
「お好きだとうかがいましたので」の返答や返信例
贈り物をされるときにこの言葉が伝えられます。
こちらのために贈り物をしてくれているので、それに対してお礼を述べます。
「ありがとうございます」でも感謝の気持ちは伝わりますが、せっかくこちらの好きなものを選んでくれているので、もう少し感謝の気落ちを表したいものです。
食べものであれば、食べた感想を伝えてみるとよいでしょう。
そうすることで「食べた」ということが伝わり、また自分の気持ちをより伝えることができます。
まとめ
この言葉は、贈り物をする際に用います。
何かを渡すならば、相手に喜んでもらいたいものです。
相手の好きなものを知っているなら、それを渡してみるとよいでしょう。
好きなものなら喜んでくれるはずです。
それを渡すときにこのような言葉を使用します。