この記事では「ご理解のほどよろしくお願いいたします」について解説をします。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」とは？意味
物事の内容や事情を知ってください、といった意味です。
「ご理解」は「理解」を敬意を表す言い方にしたものです。
「理解」には、意味や内容をのみこむ、物事の意味や内容を正しく知るという意味があります。
「ご」は、他人の行為を表す語について、その行為をする人を敬います。
この場合は、理解をする人を敬っています。
「ほど」は断定を避けて柔らかく伝えるために用いる語です。
「よろしく」は、相手に頼み事をする際に用いる語になります。
「お願いいたします」は、それをして欲しいと伝えるものです。
「いたし」は「する」の謙譲語です。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、事情を知って納得して欲しいときに用います。
サイトメンテナンスのことで説明をします。
あるサイトがメンテナンスを行うことになりました。
メンテナンスを行っている間は、このサイトを利用することはできません。
サイトを利用したい人には、この間迷惑をかけてしまいます。
しかし、安全に利用をしてもらうためにメンテナンスは必要なことで、やらなければなりません。
そこで、メンテナンスをするのでその間迷惑をかけるけれど理解してくださいと、利用者に呼びかけることにしました。
その言葉として、このような言葉を用います。
他にも、工事をして不都合を与えるかもしれないけれど理解をして欲しい、募集人数に達したので応募を受けつけられないことを理解して欲しい、などの場面でも使われています。
こういったことは、何かをする前に伝えておきます。
当日になってからではなく、余裕をもって伝えることが望ましいです。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」を使った例文
・『ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします』
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の返答や返信例
サイトのメンテナンスや工事などの場合は、多くの人に向かって伝えています。
その場合は返答をする必要はありません。
募集人数に達したので応募は受けつけられないなど、個人的に伝えられているとします。
その場合は、納得できるならば「わかりました」の意を伝えます。
納得できないならば、なぜそうしなければならないのか理由を説明してもらうとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、意味や内容をのみこんで欲しいときに用います。
どうしてもある事柄をしなければならないとき、理解をしてもらう必要があります。
その際に、このような言葉で丁寧にお願いをして理解を求めます。
