この記事では「こちらで対処しますので」について解説をします。
「こちらで対処しますので」とは?意味
話し手側でそのときにふさわしい行動をする、という意味です。
「こちら」は、話し手自身または話し手の側を指しています。
「対処」は、状況にあわせてふさわしい処置をすることです。
出来事や変化にあわせて適切に事にあたることをいいます。
「します」の「し」は、動作や行為を行うという意味の「する」です。
「ます」は敬意を表す語です。
「ので」は、後に述べる事柄の原因・根拠・理由などを表します。
「寒いのでコートを着る」のような使い方をします。
「こちらで対処しますので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、対処を話し手側がするときに用います。
「ので」の後には、「聞き手の側で対処する必要はない」という意味の言葉が続く場合が多いです。
聞き手の側で対処する必要がない理由は、話し手の側が物事を行うため、という意味になります。
たとえば、A社とB社が共同でイベントを開催することになったとします。
今はイベントの準備をしているところです。
準備をしている最中に、ある物品が足りないことに気がつきました。
イベントが開催される日までに何とかしなければなりません。
複数の人たちが一緒に物事を行うとき、誰が対処するのかが問題になります。
このときは、A社が対処をすることになりました。
A社が事にあたるので、B社は物品の不足という事態に対して何もしなくてよいです。
それをA社側からB社に伝えるときに、このような言葉を用います。
対処をするのは話し手側なので、「対処」を敬意を表す言い方にする必要はありません。
「しますので」は「いたしますので」とした方が丁寧な印象になります。
「こちらで対処しますので」を使った例文
・『こちらで対処しますので、お気になさらないでください』
「こちらで対処しますので」の返答や返信例
この後には、何もしなくてよいという意味の言葉が続くはずです。
その場合は、聞き手側で何かをする必要はありません。
何かをすることで、かえって迷惑となる場合があります。
しかし、何かしらできるならば、申し出てみるとよいでしょう。
気を遣って、聞き手側で何かをする必要はないと伝えているのかもしれません。
聞き手側から申し出ると、相手は助かることでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手の側で事にあたる場合に用います。
「ので」で言葉を切ってしまうと何を伝えたいのかわからないので、どうして欲しいのかをこの後に伝えましょう。
聞き手の側が行動する必要はない、という意味の言葉が続く場合が多いです。
こちらでやると伝えたならば、責任をもって事にあたりましょう。