「お礼と言ってはなんですが」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お礼と言ってはなんですが」とは?
はじめに「お礼と言ってはなんですが」の意味を解説していきます。
「なんですが」は「何ですが」からきていると言われています。
これは、「ほどのものではない」や「〇〇というにはしのびないが」と言う意味で使用される言葉です。
そのことから「お礼と言ってはなんですが」は「お礼と呼ぶのは大げさですが」や「お礼と呼ぶほどのものでもないのですが」などの意味で使用されます。
この言葉はビジネスでも使用される表現です。
そして、お礼の対価として差し出されるのは、物品だったり、条件だったりと、様々なバリエーションがあります。
「お礼と言ってはなんですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お礼と言ってはなんですが」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが先輩と一緒に仕事をしていたとします。
そしてあなたが遅れている作業を、先輩が引き受けてくれました。
このような場合に「お礼と言ってはなんですが」と言って、先輩にそっと缶コーヒーを渡すとよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、抽象的な表現であることです。
「お礼です」でも「お礼ではありません」でもないので、抽象的なのです。
使う相手と使う場面によっては不適切になることもあるので、注意しましょう。
「お礼と言ってはなんですが」を使った例文
ここでは「お礼と言ってはなんですが」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独でも使用できますし、受け取ることを促す表現に続けても使えます。
・『お礼と言ってはなんですが』
・『お礼と言ってはなんですが、お受け取り下さい』
・『お礼と言ってはなんですが、お納めください』
「お礼と言ってはなんですが」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お礼と言ってはなんですが」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お礼と言ってはなんですが」の類似表現
まず「お礼と言ってはなんですが」の類似表現について解説します。
「なんですが」は「忍びないですが」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お礼と言ってはなんですが」の敬語表現
つぎに「お礼と言ってはなんですが」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「お礼と言うのも恐縮ですが」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お礼と言ってはなんですが」という表現は、ビジネスでも使える便利なフレーズです。
上手に使う事で会話スキルを向上できるので、しっかり覚えておくとよいでしょう。