この記事では「足をお運びいただければ幸いです」について解説をします。
「足をお運びいただければ幸いです」とは?意味
出向いてくれるとありがたい、といった意味です。
「足をお運び」は「足を運ぶ」のことで、そのことのためだけに出向くという意味があります。
ある場所に行くことが何かのついでではない、ということです。
「いただけ」は「いただく」のことで「もらう」の謙譲語です。
動詞の連用形に「お」をつけた形につくと、話し手や動作の受け手にとって利益となる事柄を他人から受ける意を表します。
「運び」は「運ぶ」の連用形です。
「ば」は仮定の意を表します。
「幸いです」は、そうなることを望んでいるときに用いる語です。
「足をお運びいただければ幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手にある場所に来て欲しいときに用います。
たとえば、A社が展覧会を開くことになったとします。
せっかく展覧会を開くのだから、多くの人にやって来て欲しいと思っています。
多くの人に訪れてもらうためには、展覧会の存在を知ってもらわなければなりません。
また、具体的な開催日時や場所も知らせる必要があります。
そこで、展覧会のお知らせをすることにしました。
その際に「来て欲しい」という気持ちを伝えるために、このような言葉を用います。
「幸いです」という言葉は、何かをしてもらいたいときに用いる語です。
強制している印象がなく、こういった言葉を使うと穏やかに伝えることができます。
しかし、来てもよいし、来なくてもよいという意味合いなので、来てくれない可能性があります。
「〜ください」とすると、もう少し強く求める言い方になります。
来てもらうためには、場所と日時を伝える必要もあります。
これらも伝え忘れないようにしましょう。
「足をお運びいただければ幸いです」を使った例文
・『○○に足をお運びいただければ幸いです』
「足をお運びいただければ幸いです」の返答や返信例
多くの人に対してお知らせとして伝えている場合は、返答をする必要はありません。
個人的に「ある場所に来てください」と伝えられている場合は、返事を出した方がよいでしょう。
その場所に行くことができるのか、できないのかを答えます。
行くことができる場合は、その場所で楽しい事柄があるならば、楽しみな気持ちを伝えてもよいでしょう。
行けない場合は「申し訳ない」という気持ちも伝えると、相手への気遣いを示すことができます。
まとめ
この言葉は、ある場所に来て欲しいときに用います。
そうして欲しいと穏やかに伝える言い方です。
しかし、来なくてもよいと受け取られる可能性もあるので、何に来て欲しいのかによって伝え方を変えてみてください。