「大過なく過ごしております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「大過なく過ごしております」とは？
これは、大きな失敗もなく無事に過ごしているような様子を言い表した言葉です。
「大過」とは「大きな過ち」のことです。
そして「過ち」は「失敗」や「間違い」を意味する言葉になっています。
これを「大過なく」とすれば、「大きな失敗もなく」という意味になります。
また、「過ごしております」は「過ごす」という動詞が変形したものです。
これを現在進行形にして、敬語に言い換えたのが「過ごしております」なのです。
なお、ここでは謙譲語と丁寧語によって、言葉を変化させています。
これらのことから、「大過なく過ごしております」が、大きな失敗もなく無事に過ごしているような様子を言い表した言葉であると分かるのです。
「大過なく過ごしております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「大過なく過ごしております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、新しい部署に異動になったとします。
そして今のところは、大きな失敗もなく無事に過ごしているのでした。
このような場合には、「今のところは、大過なく過ごしております」と述べるとよいでしょう。
これにより、大きな失敗もなく過ごしている様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「過ごしております」の使い方に注意しましょう。
これは、「過ごしています」とすると謙譲語を使わない表現になります。
同じような意味でも、敬語の使い方次第で少し違う言葉になるのです。
実際の状況に合わせて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「大過なく過ごしております」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し言葉を加えると、それぞれ違う印象の表現を作り出せるのです。
・『私達は、大過なく過ごしております』
・『今のところ、大過なく過ごしております』
・『あれ以来は、大過なく過ごしております』
「大過なく過ごしております」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「大過なく過ごしております」の類似表現
この言葉の類似表現には、「平穏無事に過ごしております」があります。
「大過なく」と「平穏無事に」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「大過なく過ごしております」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「大過なく過ごしています」に言いかえできます。
まとめ
このように「大過なく過ごしております」は、大きな失敗もなく無事に過ごしているような様子を言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
