就活や商談のために、アポイントを取りたい時もあります。
「貴社へ伺います」の解説をしていきます。
「貴社へ伺います」とは?
インターンシップなどのやり取り、または就活にまつわる活動である企業を訪問することもあります。
こういう時に出てくるのが「貴社へ伺います」です。
この場合の「貴社」とは、訪問先の企業をあらわします。
敬いの気持ちがあらわれていて、とくにビジネスメールで多く使われます。
また「伺います」は「行きます」の敬語にあたります。
約束の日時に行くことを伝える、意思表示のひとつです。
「貴社へ伺います」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「貴社へ伺います」は正しい敬語です。
よく似た言い方に「貴社にお伺いします」もありますが、こちらは二重敬語にあたり、かえって失礼な表現になります。
シンプルに「貴社へ伺います」と繋げていきましょう。
また念押しの意味をこめて「明日の午前10時に、貴社へ伺います」や「明後日の午後3時に、貴社へ伺います」とすると、より具体的な表現になります。
「お世話になります」や「よろしくお願いいたします」など、お礼の言葉も添えておくと感じのいい表現になります。
「貴社へ伺います」を使った例文
・『承知いたしました。明日の夕方、貴社へ伺います』
・『来週月曜日に、貴社へ伺います』
・『貴社へ伺います。よろしくお願いします』
「貴社へ伺います」の類語や敬語での言いかえ
言いかえの表現に「御社へ伺います」もあります。
貴社と御社は同じように、相手の企業を持ち上げる表現です。
ただ貴社はメールでのやり取り、御社は話し言葉として使われます。
電話でのやり取りであれば「御社」を選んでおくと、自然な言い方になります。
「貴社へ伺います」の類似表現
よく似た言い方に「貴社へお伺いさせていただきます」という言葉もあります。
丁寧な表現に思えますが、こちらは「お伺い」と「いただく」が付いているので、文法としては間違っています。
「伺います」とシンプルにまとめて、できる所を見せていきましょう。
「貴社へ伺います」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「貴社にご訪問させていただきます」といいます。
「貴社にお伺いいたします」も同じような表現です。
どちらも重みのある言い方になるので、担当者の方にいい印象を与えていけます。
「貴社へ伺います」の返答や返信例
アポイントの約束にまつわる連絡がきたら、同意の言葉を送っておきましょう。
「承知いたしました。
よろしくお願いいたします」や「当日お目にかかれること、楽しみにしております」など添えます。
まとめ
「貴社へ伺います」の意味と使い方を学びました。
訪問の約束をする際に使う、ビジネス敬語です。
正しい使い方を知って、仕事の場に活かしてください。