「させていただいております」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「させていただいております」とは?
はじめに「させていただいております」の意味を解説していきます。
この表現は、自己紹介の場面などでも使用されることが多いものです。
たとえば「営業を担当させていただいております山田と申します」などの使用方法です。
しかし、この使用方法が誤りであることに気が付いている人は、どれほどいるのでしょうか。
この表現が誤りであるのは、冗長だからと許可を求めているからの二点です。
自己紹介で自分が営業であることに許可を求める必要はないため「営業を担当しております」だけでよいのです。
これにより冗長な表現も解消します。
あまりにも普通に使用されているため、誤用に気が付かない表現の一つなのではないでしょうか。
それだけに、使う場合には十分な注意が必要とも言えます。
「させていただいております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「させていただいております」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先に訪問したとします。
その場で、自社の参加メンバーの紹介がありました。
このような場面で「開発を担当させていただいております山田です」と述べたとします。
この場合、相手はどんな印象を受けるでしょう。
長いなとは思う事でしょう。
そして、人によっては、間違った表現を使用しているなと気が付くはずです。
この言葉を使う場合の注意点は、誤用と気が付かない点です。
それは自分でも気が付かないことが多いことを意味します。
知らずに使っていないか、十分に注意する必要があるのです。
「させていただいております」を使った例文
ここでは「させていただいております」を使った例文を挙げていきます。
例文として挙げましたが、「させていただいております」は「しております」で言い換えるのが正しい用法になります。
・『営業を担当させていただいております』
・『開発に従事させていただいております』
・『弊社で対応させていただいております』
「させていただいております」の類語や敬語での言いかえ
それでは「させていただいております」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「させていただいております」の類似表現
まず「させていただいております」の類似表現について解説します。
「させていただいております」は「しています」と言い換えられます。
こちらのほうが、正しい表現と言えます。
「させていただいております」の敬語表現
つぎに「させていただいております」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「しております」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「させていただいております」という表現は、普段よく使う言葉と言えます。
そのために、つい口から出てしまいがちですが、誤った用法であるため注意しましょう。