正しい敬語なのか、不安に感じる時があります。
「やり取り」の解説をおこなっていきます。
「やり取り」とは?
ミーティングの席などで「やり取り」という言葉を耳にすることがあります。
「やり取り」とは、言葉のキャッチボールをあらわします。
仕事の世界では、ビジネスメールや電話の応対、お客さまとの会話をしめします。
先方との交渉を丸ごと伝えることが多いです。
情報を交換すること、お客さまのクレームを聞いてこちらが対応したことをあらわします。
「やり取り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「やり取り」は一方通行ではないもの、双方のキャッチボールをあらわします。
そのため物事が起こった時に、こちらがどう対応したかも含めて「やり取り」ということが多いです。
おもに上司が部下に対して、進捗状況をたずねる時に使います。
ただこの言葉はカジュアルで、人によっては抽象的に聞こえることがあるもの。
社外の方との会話では、ほかの丁寧な言い回しを用いていくといいでしょう。
「やり取り」を使った例文
・『そのお客様とどのような、やり取りがあったか教えてください』
・『昨日のビジネスチャットのやり取りを、送信してください』
・『取引先とのやり取りを、時系列で教えてください』
「やり取り」の類語や敬語での言いかえ
「やり取り」の言いかえに「意見交換」もあります。
「社内会議があって、意見交換をおこなった」のように用います。
おもに社内で用いる言葉で、対等な関係の人同士がミーティングをおこなう際に使います。
「やり取り」の類似表現
よく似た言い方に「受け答え」や「応対」もあります。
お客様や取引先のクレームにどう対応したのか、社内で調査する時にも用います。
「やり取り」の敬語表現
社外の方やお客さまに用いる時には「やり取り」だと、カジュアルに聞こえてしまうことがあります。
その場合は「ご対応」や「ご相談」そして「お問い合わせ」に言い換えます。
「ご対応」はお客さまに対する、社内スタッフの対応をあらわします。
また「ご相談」や「お問い合わせ」はお客さまがこちらにクレームや注文をつけてきた際に用います。
どちらも丁寧な言い方なので、社外の方に失礼なく使えます。
「やり取り」の返答や返信例
「やり取り」はおもに社内で用いる表現です。
もし上司が進捗状況を尋ねてきた場合は、いつ誰からどのような問い合わせがあってどう応対をしたのか、分かりやすく伝えましょう。
まとめ
「やり取り」の意味をお伝えしました。
「やり取り」はおもに社内で使う、カジュアルな表現です。
他の言い回しも覚えておき、仕事の現場に活かしてください。