「覚悟の上で」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「覚悟の上で」とは?
「覚悟の上で」は、心を決めた状態で何かをする場合に使用できる言葉です。
「覚悟」は、「心を決めること」を意味します。
これは、迷いを断ち切り、しっかり心を準備する様子を表現した言葉なのです。
「覚悟」は、「覚える」と「悟る」という言葉で構成されます。
どちらも、心の状態を定めるような意味合いを含む言葉になっているのです。
なお、「覚悟の上で」は、「覚悟した状態で」のような意味を持ちます。
つまり、そのような状態で何をするのかを、続けて述べる必要があると分かるのです。
「覚悟の上で」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「覚悟の上で」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが稟議書を準備したとします。
その稟議は、かなり大胆な内容であったため、承認者に事前予告することにしたのです。
このような場合には、「今回はかなり大胆な内容ですので、覚悟の上でお確かめください」と述べるとよいでしょう。
これにより、心を決めて確かめて欲しい事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「覚悟の上で」の使い方に注意しましょう。
これは「覚悟した上で」のように言い換える事ができます。
また、このように動詞を組み入れる事で、敬語への応用も可能になるのです。
「覚悟しました上で」や「覚悟いたした上で」のように、言葉を変化させる事ができるのです。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「覚悟の上で」を使った例文
「覚悟の上で」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『十分に覚悟の上でご覧ください』
・『しっかり覚悟の上でお越しください』
・『かなり大胆な内容ですので、覚悟の上でお確かめください』
「覚悟の上で」の類語と敬語での言いかえ
「覚悟の上で」の類語と敬語を解説していきます。
「覚悟の上で」の類似表現
「覚悟の上で」の類似表現には、「覚悟した上で」があります。
「覚悟の上」と「覚悟した上」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「覚悟の上で」の敬語表現
「覚悟の上で」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「覚悟なさった上で」に言いかえできます。
なお、この場合は、尊敬語を使用した敬語表現になるのです。
まとめ
このように「覚悟の上で」は、心を決めた状態で何かをする場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。