「ご自由になさってください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご自由になさってください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご自由になさってください」について解説をします。

「ご自由になさってください」とは?意味

好きにしてください、あなたの自由にしてください、といった意味です。

「ご自由」「自由」を敬意を表す言い方にしたものです。

「自由」には、自分の思うように振舞うことができること、という意味があります。

「ご」をつけることで、その行為をする人に敬意を表す言い方になります。

「なさっ」「なさる」のことで、「する」「なす」の尊敬語です。

「ください」は、相手に何かをするように求める意を表します。

「ご自由になさってください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手の好きなようにして欲しいときに用います。

このような言い方だ、「あなたの好きにすればいい」「勝手にしてください」と突き放しているような印象を与えることがあります。

しかし、話し手は相手を突き放したいのではないはずです。

「こちらのことは気にせず、好きなようにしてよいです」と伝えたいのなら、別の言い方を考えてみましょう。

たとえば、宿泊施設で、客の好きなように過ごして欲しいときならば、「ご自由にお過ごしください」という言い方ができます。

許可を得ることなく取ってよいと伝えたいならば、「ご自由にお取りください」という言い方ができます。

何を自由にしてよいのかにあわせて、言い方を変えることができます。

自由にと言われても困ってしまうことがあります。

何をしたらよいのかわからない人に対しては、「こういったことができる」とアドバイスをするとよいでしょう。

アドバイスであり、行動を強制するものではありません。

こちらの意見を参考に、行動を考えることができます。


「ご自由になさってください」を使った例文

・『ご自由になさってください。何かありましたら、お声がけください』

「ご自由になさってください」の返答や返信例

この言葉に返答しないことがあります。

返答するのであれば、「わかりました」の意を伝えるとよいでしょう。

たとえば、宿泊施設でこの言葉を伝えられたなら、自分の思うように行動をしてよいです。

観光地に出掛ける、温泉に入る、館内を散策するなど、自分がやりたいことをします。

物が置いてあり、それを取るのも取らないのも好きにしてよいという場合であれば、欲しければ取って構いません。

必要ないならば、何もする必要はありません。

まとめ

この言葉は、聞き手の思うようにしてよいと伝えるものです。

伝え方によっては相手を突き放しているような印象を与えるので、言い方を考えてみてください。

何を自由にしてよいのかによって、さまざまな言い方をすることができます。