この記事では「ご自由にお取りください」について解説をします。
「ご自由にお取りください」とは?意味
好きにとってよいです、許可を得ずにとってよいです、といった意味です。
「ご自由」は「自由」を敬意を表す言い方にしたものです。
「自由」には、自分の思うようにふるまうことができること、という意味があります。
拘束や強制を受けないさまをいいます。
「ご」をつけることで、その行為をする人に敬意を示す表現になります。
「お取り」は「取る」を敬意を表す言い方にしたものです。
「取り」は「取る」の連用形で、手で持つという意味です。
「お」をともなう動詞の連用形に、「ください」を添えた形で、相手に何かをするように求める意を表します。
「ご自由にお取りください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、そこにある何かを好きにとってよいと知らせる際に用います。
あるものをそこに置いておくだけでは、取ってよいのか判断に迷います。
自由にとってよいならば、そのことを伝えておく必要があります。
伝えておけば、それを欲しい人は取りやすくなります。
たとえば、店のレジ横にポケットティッシュを置いておくとします。
このポケットティッシュは、店員に断ることなく、欲しい人は自分のものにしてよいです。
そこに置いておくだけでは、商品だと思って好きに取りにくくなります。
また、商品でないとわかっていても、勝手にとってよいのか悩んでしまいます。
取ってよいもののそばに、この言葉を書いた紙を置いておくなどすると、欲しい人は手にとりやすくなります。
「ください」を用いていますが、命令をしているのではありません。
そのため、このような表現で失礼にはなりません。
「ご自由にお取りください」を使った例文
・『必要な方はご自由にお取りください』
「ご自由にお取りください」の返答や返信例
好きに取ってよいので、そのものを必要とするなら、また欲しいのならば、取って構いません。
許可を得る必要はないです。
「自由に」とは伝えていますが、取る個数を考えなければなりません。
他にも必要としたり、欲しかったりする人がいるので、自分だけですべてを取らないようにしましょう。
他の人への配慮が必要です。
また、必要以上に取ることは望ましくありません。
必要以上に取れば、余分なものは捨てることになるでしょう。
資源の無駄遣いになり、環境に負荷を与えます。
まとめ
この言葉は、そこにあるものを好きに取ってよいと知らせるために用います。
何も伝えずにものを置いておいても、手にしにくく感じます。
他の人たちが取りやすくなるように、この言葉を伝えておきましょう。