この記事では、「手前味噌で恐縮ですが」の意味を分かりやすく説明していきます。
「手前味噌で恐縮ですが」とは?意味
「手前味噌で恐縮ですが」は、目上の人に対し自分で自分の良い点を述べる時に使うへりくだった意味の前置き言葉です。
「手前味噌」は「てまえみそ」と読みます。
言葉の由来は、昔、味噌は各家庭で作られており、それぞれ工夫を凝らしていたので味が違っていました。
自宅で味噌が美味しく出来た時に「手前(自家製)の味噌が美味しくできたのでどうぞ」と自慢する意味で使われていたことで、「自慢することのたとえ」として使われる様になりました。
「恐縮」は「申し訳なく思うこと」「おそれいること」で、へりくだる意味があります。
丁寧な表現ですので、目上の人や社外の人にこのまま使えます。
「手前味噌で恐縮ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「手前味噌で恐縮ですが」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、目上の人に自分の功績を知ってもらいたい時です。
2つ目は、自社製品やサービスを売り込む為に、メリットを述べる時です。
3つ目は、目上の人に自分の特技を訊かれた時です。
自慢話になりますので、必要以上に話を盛り上げると相手に嫌われる可能性があります。
相手の様子を見ながらさりげなく事実を話す様に心がけましょう。
「手前味噌で恐縮ですが」の言葉の使い方や使われ方
「手前味噌で恐縮ですが」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『手前味噌で恐縮ですが、今月の契約件数が個人で目標10件を超えました』
・『手前味噌で恐縮ですが、パワーポイントの操作なら十分お役に立てると存じます』
・『手前味噌で恐縮ですが、この製品はSDGsを考えて作られております』
「手前味噌で恐縮ですが」の類語や言いかえ
「手前味噌で恐縮ですが」の類語や言いかえは以下の通りです。
「自画自賛になりますが」
「自画自賛」は「じがじさん」と読み、「自分で描いた絵を自分で賛美すること」という意味です。
「自分で言うのもなんですが」
「なんですが」は「おこがましいのですが」という意味、口語的ではありますが、謙遜しながら自慢する意味があります。
「手前味噌で恐縮ですが」の英語表現
「手前味噌で恐縮ですが」の英語表現は以下の通りです。
“I don’t mean to brag
“I don’t mean to brag, but~”
「自慢する意味ではありませんが」になります。
「brag」は「自慢する」という意味で、日常会話でよく使われる単語です。
まとめ
今回は「手前味噌で恐縮ですが」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。