「私事都合で恐縮」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「私事都合で恐縮」とは?
「私事都合」は「しじつごう」と読みます。
これは「私事」と「都合」の二つに分解できます。
「私事」は、単独にすれば「しじ」か「わたくしごと」と読める言葉です。
これはプライベートを意味する言葉と言えます。
「私の事」を熟語にしたのが「私事」なのです。
さらに「都合」は「他の事との関係や事情」を示す言葉です。
この二つの言葉を連結して「私事都合」として使用した場合は、「自分の事情で」という意味になるのです。
ここでは「恐縮」と組わせていることから、「自分の事情で申し訳なく思う気持ち」を表現した言葉だと言えるのです。
「私事都合で恐縮」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「私事都合で恐縮」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえばあなたが旅行に行くことになっていました。
既にホテルも予約済で、日程変更できませんでした。
しかし、会社では大きなトラブルが起きており、旅行で不在にするのが忍びない状況でした。
しかし、上司がそのことを知っていて予定どおり休暇を取るように言ってくれました。
このような場合には、「私事都合で恐縮です」と述べるとよいでしょう。
自分のプライベートな予定のために、忙しい状況で休暇取得する申し訳なさを上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、語尾の付与に注意しましょう。
「恐縮」だけで終えることは少ないため、「恐縮です」、「恐縮でございます」など、適切な語尾を付与して使用する必要があるのです。
「私事都合で恐縮」を使った例文
「私事都合で恐縮」を使った例文を挙げます。
例文のように「恐縮」に語尾を付与して使用するとよいでしょう。
・『私事都合で恐縮です』
・『私事都合で恐縮に思います』
・『私事都合で恐縮と存じます』
「私事都合で恐縮」の類語や敬語での言いかえ
「私事都合で恐縮」の類語や敬語を解説していきます。
「私事都合で恐縮」の類似表現
「私事都合」は「プライベートな都合」や「私事(わたくしごと)」などの類似表現で言い換えできるでしょう。
また、「恐縮」も「恐れ入る」や「申し訳ない」などに置きかえて使用できます。
「私事都合で恐縮」の敬語表現
「私事都合で恐縮」を単独で敬語表現にするのは難しいでしょう。
敬語表現にする場合は、語尾などで補う必要があります。
たとえば「私事都合で恐縮と存じます」のように、語尾の丁寧語で表現する方法です。
まとめ
このように「私事都合で恐縮」は、プライベートな事情で申し訳ないことを表現するためのフレーズです。
ビジネスでも休暇取得の際などに使用する言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。