この記事では、「大いに参考になりました」の意味を分かりやすく説明していきます。
「大いに参考になりました」とは?意味
「大いに参考になりました」は、相手の言ったことやしてくれたことに対して、自分のためになったことを伝える丁寧な表現です。
「大いに」は「非常に・はなはだ・たくさん」など度合いが大きいことです。
「参考」は「行動する時に、他人の意見や他の事例・資料などを照らし合わせて、自分の考えを決める手がかりにすること」という意味、つまり「ちょっと加えて考えてみる」という軽い意味の語で、目上の人に使う言葉ではありません。
目上の人や社外の人に対しては「大いに勉強になりました」に言い換えましょう。
「勉強」は「学問や技芸などを学ぶこと」の他に「経験を積むこと」「商人が商品を値引きして安く売ること」という意味もあり、ビジネス用語としてよく使われます。
「なりました」は動詞「成る」の連用形に丁寧語「ます」の過去形「ました」が付いた語で「ある働きをした」という意味、「大いに勉強になりました」で「経験を積むのに非常に役立ちました」という意味になります。
「大いに勉強になりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「大いに勉強になりました」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、相手から知識やノウハウを授けてもらった時です。
2つ目は、相手から貴重な体験談を聞いた時です。
3つ目は、上司から命じられて社外で研修や講習を受けた時などです。
相手に対して感謝する意味を含みますので、「ありがとうございます」などの言葉をあわせて使いましょう。
「大いに勉強になりました」の言葉の使い方や使われ方
「大いに勉強になりました」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『〇〇をご指導いただき大いに勉強になりました、ありがとうございます』
・『部長のトラブル対応についての体験談をうかがい大いに勉強になりました、ありがとうございます』
・『今回支店で研修させていただき、大いに勉強になりました、ありがとうございます』
「大いに勉強になりました」の類語や言いかえ
「大いに勉強になりました」の類語や言いかえは以下の通りです。
「大変勉強になりました」
「大変」は「重大な事件」の他に「程度のはなはだしいさま」という意味があります。
「大きな学びとなりました」
「学び」は「勉強すること」という意味、二重敬語となる「学ばせていただきました」を使わない表現です。
「大いに勉強になりました」の英語表現
「大いに勉強になりました」の英語表現は以下の通りです。
“I really learned a lot”
「本当に多くのことを学びました」になります。
「あなたから」と言いたい時には「from you」を付け加えます。
まとめ
今回は「大いに勉強になりました」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。