「となっております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「となっております」とは?
「となっております」は、何かになっている状態を言い表したものです。
「なる」は、「状態が遷移する」ことを意味しています。
つまり、「新しくなる」とすると、古い状態から新しい状態に移り変わる様子を表現できるのです。
また、これを「なっておる」にすると、謙譲語かつ現在進行形の言葉になります。
このようにすると、相手に敬意を示し、さらに行為が今も継続している様子を言い表すものになるのです。
なお、ここでは語尾に「ます」を付けて、丁寧な表現にしています。
これらのことから、「となっております」が、何かになっている状態を言い表したものであると分かるのです。
「となっております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「となっております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある計画を立案したとします。
そこには、今までにないようなテーマが掲げられていたのでした。
このような場合には、「これが、当社の新しいテーマとなっております」と述べるとよいでしょう。
これにより、テーマになっていることを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「なっております」の表現方法に注意するべきです。
これは、「なっています」と言い換えて使用できます。
このようにすると、相手に対するへりくだった意味が無くなるのです。
同じような意味の言葉でも、表現次第で印象が変わります。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「となっております」を使った例文
「となっております」を使った例文を挙げます。
例文のように、何になっているのかを明示すると、分かりやすい表現になります。
・『これが、当社の新しいテーマとなっております』
・『この点が、我々の課題となっております』
・『この機能が、当社のアドバンテージとなっております』
「となっております」の類語と敬語での言いかえ
「となっております」の類語と敬語を解説していきます。
「となっております」の類似表現
「となっております」の類似表現には、「になっております」があります。
「~となる」と「~になる」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「となっております」の敬語表現
「となっております」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「となっています」に言いかえできます。
まとめ
このように「となっております」は、何かになっている状態を言い表したものです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。