この記事では「くれぐれも宜しくお願いします」について解説をします。
「くれぐれも宜しくお願いします」とは?意味
どうかよろしくお願いします、といった意味です。
心から願っているさまを表します。
「くれぐれ」には、念を入れるさま、繰り返し行うさまという意味があります。
「くれぐれも」は、何度も心を込めて頼み事をしたり、忠告をしたりするさまを表します。
「宜しく」は、人に好意を示したり、頼み事をしたりする際に用いる語です。
「お願いします」には、そうするように求める意があります。
「くれぐれも宜しくお願いします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、強く求める気持ちを伝える際に用います。
「宜しくお願いします」よりも、念を押す言い方です。
「くれぐれも」が念を押すさまを表します。
「宜しく」は「よろしく」と読みます。
この読み方は音訓表にはのっていないので、ひらがなで書くこともあります。
壊さないように念を押す場面で説明をします。
A社がB社にある品物の注文をしました。
この品物は壊れやすく、扱いには非常に注意が必要です。
B社の人がA社に運んでくるのですが、その際に壊れないように十分に注意をして欲しいです。
壊れやすいもので扱いには注意が必要だと、B社の人もわかっているでしょうが、念を入れて運び方への注意を指摘しておきたいです。
その際にA社の方からB社に対して、このようなことを伝えます。
何を「宜しく」なのかは、この前に述べています。
頼まれている事柄は、文脈から判断できます。
丁寧に頼む場合は、「くれぐれも」ではなく「どうぞ」を用います。
また、困難であるけれど、そこを何とかして欲しいときには、「どうか」という言い方をします。
「くれぐれも宜しくお願いします」を使った例文
・『その点はくれぐれも宜しくお願いします』
「くれぐれも宜しくお願いします」の返答や返信例
何を頼まれているのかによって、返答の内容が多少変わりますが、多くの場合は「わかりました」の意を伝えます。
たとえば、壊れやすいものなので運び方に気をつけてください、と念を押されているとします。
この場合は、運ぶ際に十分に気をつけるようにしましょう。
緩衝材を用いるなど、配慮が必要です。
ある事柄を忘れないでください、という場合であれば、忘れないようにメモをとっておきます。
メモを見ることを忘れないでください。
まとめ
この言葉は、念を押して何かを頼むときに用います。
丁寧に頼む場合や、困難であるけれど何とか行って欲しい場合には、「くれぐれも」ではなく「どうぞ」「どうか」などを用います。
頼む事柄にあわせて表現を変えましょう。