この記事では「お伝えしておきます」について解説をします。
「お伝えしておきます」とは?意味
ある事柄に関して他の人に知らせておくという意味です。
「お伝え」とは「伝え」に「お」をつけて丁寧にした言葉です。
言葉や文字を使って知らせる、またその内容という意味があります。
「~ておき」は「~ておく」のことで、今後の用意のために前もって~をする、そのままにするという意味があります。
たとえば、「勉強しておく」という場合は、これからのために勉強をするという意味になります。
「窓を開けておく」とすると、窓を開けたままにするという意味です。
「ます」は相手に敬意を表す語です。
「お伝えしておきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
丁寧にしているように感じますが、ビジネスシーンで使用するのは不適切です。
目上の人に使うなら「伝えます」「申し伝えます」などとするのが適切です。
「申し伝える」とは、言い伝えるの謙譲語で、伝言するという意味になります。
自分を低くして、相手に敬意を表す言い方です。
「伝える」を尊敬語にすると「お伝えになる」となりますが、この場合は相手が伝えるという行為をしていることになります。
そのため、自分が他の人に伝える場合は「申し伝える」を使用します。
この言葉だけだと何を伝えるのかわからないので、何について伝えるのかも、この言葉に添えるとよいでしょう。
相手が「○○について伝えておいてください」といったら、「○○について」をもう一度繰り返し言って確認をします。
また、誰に伝えるのかも明確にした方がよいでしょう。
自分の中では誰に伝えるのかわかっているかもしれませんが、「○○に伝えておきます」など、誰に伝えるのかを口に出して言い、相手に確認をします。
きちんと確認をすることは、ミスを防ぐために大切なことです。
「お伝えしておきます」を使った例文
・『わかりました。お伝えしておきます』
「お伝えしておきます」の返答や返信例
伝えるという行為を相手がやってくれるので、それに対してお礼を述べておくとよいでしょう。
たとえ自分の方が上の立場であっても、何かをしてもらったときにお礼を言うことは大切です。
お礼をきちんといえると、相手との関係を良好に保ちやすくなります。
伝えておいて欲しい期日があるなら、いつまでに伝えておいて欲しいのかも示します。
何日後といういい方よりも○日のようないい方の方が具体的でわかりやすいです。
まとめ
ビジネスシーンでは、自分聞いたことを他の人に伝えることがあります。
「伝えます」でも間違いではありませんが、「申し伝える」などの言葉を使用した方が相手への敬意が伝わります。