この記事では、「心より光栄なことと存じ上げます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「心より光栄なことと存じ上げます」とは?意味
「心より光栄なことと存じ上げます」は、目上の人に褒められたり、評価されたことを嬉しく思う気持ちを伝える丁寧な表現です。
「心より」は「心の底から」という意味、「光栄」は単に嬉しく思うことだけではなく、「名誉に思う」という意味も含んでいます。
ただし、「~なことと」を使うと他人ごとの様に気持ちが離れているニュアンスになってしまいます。
また、「存じ上げます」は「知る」「思う」の謙譲語ですが、どちらかというと「知る」の意味で使われることの多い表現です。
目上の人に対してより敬意を表すためには「身に余る光栄に存じます」に言い換えると良いでしょう。
「身に余る」は「処遇が自分の身分や業績を超えてよすぎる」という意味で、「光栄」の前置きとして使われます。
「存じます」は「思う」「考える」の謙譲語「存ずる」に丁寧語「ます」が付いた語です。
「身に余る光栄に存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「身に余る光栄に存じます」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、目上の人から自分の功績が称えられたり、賞をもらった時です。
2つ目は、目上の人に自分の能力を認められて褒められた時です。
3つ目は、目上の人からプレゼントをもらったりや接待されたりなど、特別待遇を受けた時です。
相手に感謝する表現ですので、前後に使う言葉遣いも失礼のない様に注意しましょう。
「身に余る光栄に存じます」の言葉の使い方や使われ方
「身に余る光栄に存じます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『お褒めの言葉を賜り、身に余る光栄に存じます』
・『このような機会をいただき、身に余る光栄に存じます』
・『このような素晴らしい賞をいただき、身に余る光栄に存じます』
「身に余る光栄に存じます」の類語や言いかえ
「身に余る光栄に存じます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「光栄の至りに存じます」
「光栄の至り」は「名誉を感じる嬉しさが最高の状態に達していること」という意味で、ビジネスでよく使われます。
「至極光栄でございます」
「至極(しごく)」は「その状態・程度が、これ以上はないというところまでいっている様子」という意味です。
「身に余る光栄に存じます」の英語表現
「身に余る光栄に存じます」の英語表現は以下の通りです。
“The honor is more than I deserve”
「自分が受けるべき価値よりも優れた栄誉である」という意味で、ビジネス英語の定番フレーズです。
まとめ
今回は「身に余る光栄に存じます」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。