この記事では「対応策を講じてまいる所存です」について解説をします。
「対応策を講じてまいる所存です」とは?意味
その状況にふさわしい行動をしていく考えです、という意味です。
「対応」には、そのときの状況にふさわしい行動をすることという意味があります。
「策」は計画、物事をうまく行うための方法・手段のことです。
「対応策」という場合は、ある状態にあわせて行う方法を指します。
講じ」は「講ずる」のことで、問題を解決するために頭を働かせて、ふさわしいと思う方法をとるという意味です。
「まいる」は「行く」の謙譲語・丁寧語です。
「所存」には、考えという意味があります。
「です」は「だ」「であり」の丁寧な表現です。
「対応策を講じてまいる所存です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何らかの問題が発生をし、それに対処しなければならなくなったときに用います。
「~まいる所存です」とすると、「それをする考えだ」という意味で、「実際に行動します」というのとは、やや意味合いが異なります。
ただ考えを持っているだけ、行動するつもりがあるのか疑問だ、と受け取られる可能性があります。
行動をするとはっきりと述べるなら、「まいります」とするとよいでしょう。
「まいる」が「行く」の謙譲語・丁寧語なので、「まいります」でも失礼にはなりません。
「対応策」は「対策」と言い換えることができます。
対応策をすでに考えているなら、それも伝えてみてください。
具体的な行動を考えていると伝えると、実際に行動する考えであることがわかります。
また、何らかの問題が発生をし、それが話し手側に責任があるならば、謝罪をする必要もあります。
「対応策を講じてまいる所存です」を使った例文
・『このたびは申し訳ありませんでした。対応策を講じてまいる所存です』
「対応策を講じてまいる所存です」の返答や返信例
何らかの行動をしてくれるようです。
その行動がどういったものなのか、相手の考えを聞いてみましょう。
その行動が納得できるものであれば、実際に行ってもらいます。
改善した方がよい部分があれば、どうして欲しいのか具体的に伝え、こちら側の案を提示します。
「その策ではだめだ」と否定するだけでなく、だめならどうして欲しいのかも伝えることが大切です。
否定するだけでは何がだめなのかわからず、どうしたらよいのかもわかりません。
具体的に伝えることで、相手は行動しやすくなり、またこちらの希望に沿ったものに近づきます。
まとめ
この言葉は、何らかの対応をしなければならないときに用います。
こちらに非があった場合は、謝罪もしましょう。
そして、他の人たちに納得してもらえるような行動をしていきます。