この記事では「原因を究明いたしましたところ」について解説をします。
「原因を究明いたしましたところ」とは?意味
原因をつきつめて明らかにしたところ、という意味です。
「原因」は、物事や変化を起こすもととなるものをいいます。
「究明」は物事を明らかにすることです。
道理や真理をはっきりとさせることをいいます。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語・丁寧語です。
「ました」の「まし」は敬意を表し、「た」は動作や作用が過去に行われた意や、動作や作用が完了した意を表します。
「原因を究明いたしましたところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある状態を引き起こしたもととなるものを調べたときに用います。
調べた事柄を報告する際に用いるものです。
原因をはっきりとさせるためには、実際にあるものをみたり、人に尋ねたりします。
そのことは「調査」「調べる」といいます。
そのため「原因を究明」は「原因を調査」「原因を調べた」と言い換えることができます。
「ところ」の後には、調べた結果を伝えます。
たとえば、このような場面で使用をします。
ある会社が製造・販売している家電製品が発火をしました。
この知らせをお客さまから受けて、なぜ発火をしたのか調べることにしました。
同じことが今後起こらないようにするために、原因をはっきりとさせるのです。
調べたところ、なぜ発火をしたのかわかりました。
これを上司に報告することにしました。
その際にこの言葉を用います。
問い合わせをしてきたお客さまに報告する際も、この言葉を用いることができます。
調べたけれどわからなかったときは、「~しましたが」という言い方になります。
「原因を究明いたしましたところ」を使った例文
・『原因を究明いたしましたところ、〇〇であると判明しました』
「原因を究明いたしましたところ」の返答や返信例
この後に調べた結果が伝えられるので、その話を聞いたり読んだりします。
その結果によって、返す言葉や今後の対応が変わります。
調べて何かを改善しなければならないと判明した場合は、物事を変えていく必要があります。
どのように変えていけばよいのか、話し合いをしていくことになるでしょう。
問題がなければ「わかりました」の意を伝えるだけのことがあります。
しかし、今後同じことが起こらないように、対策を考えていく必要があるでしょう。
まとめ
この言葉は、原因を調べた結果を伝えるときに用います。
問題が生じたとき、何らかの対応をしなければなりません。
対応をするためには、原因を知っていることが大切です。
原因にあった適切な対応をするのです。
調べた事柄は報告するようにしましょう。