この記事では、「見てもらう」の意味を分かりやすく説明していきます。
「見てもらう」とは?意味
「見てもらう」は、自分が提示したものや製作したものなどを、相手にお願いして見せることを表します。
自分の方から「見て欲しい」「是非見て下さい」とお願いする意味で使われる表現です。
ただし、カジュアルな言い回しですので、目上の人や社外の人に使う時には敬語にする必要があります。
ビジネスでは「ご覧いただく」と言い換えると良いでしょう。
「ご覧」の「ご」は相手の動作を敬う接頭辞、「いただく」は「もらう」の謙譲語です。
二重敬語ではと思う人もいますが、「お・ご~いただく」でひとつの謙譲語扱いになるので、目上の人や取引先の人に使っても問題ありません。
「ご覧いただく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「ご覧いただく」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、目上の人にお願いして、自分の企画や提案に目を通してもらい、意見やアドバイスを貰いたい時にです。
2つ目は、自分たちが自信をもってお勧めする商品を発表する為に、人に集まってもらう時です。
3つ目は、自分の作品を集めて個展などを開き、人を招待する時です。
4つ目は、あることが起きている現場などを、人に来てもらって見せる時です。
非常に丁寧な言葉ですので、会話はもちろんメールなどにも幅広く使えます。
実際に使う時には、他の敬語とあわせてより丁寧な表現にすることが多くなります。
「ご覧いただく」の言葉の使い方や使われ方
「ご覧いただく」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『企画書を作成いたしましたので、ご覧いただければと存じます』
・『お手元にお配りした資料をご覧いただけますか』
・『只今ご覧いただいておりますのは、弊社が研究を重ねて製作した最新モデルです』
「ご覧いただく」の類語や言いかえ
「ご覧いただく」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お目通しいただく」
「お目通し」の「お」は尊敬語の接頭辞、「目通し」は「初めから終わりまで、ひととおり見ること」という意味で、書類に使われます。
「ご高覧いただく」
「ご高覧」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「高覧」は「相手を敬い、その人が見ること」という意味で、「ご覧」の更に丁寧な表現です。
「ご覧いただく」の英語表現
「ご覧いただく」の英語表現は以下の通りです。
“have a look at~”
「Please」を付けると「~をご覧いただけますか」になり、「I would like to」を付けると「ご覧いただければと存じます」になります。
まとめ
今回は「ご覧いただく」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。