「微力ながら謹んでお受けいたします」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「微力ながら謹んでお受けいたします」とは?
はじめに「微力ながら謹んでお受けいたします」の意味を解説していきます。
「微力ながら」は「自分の能力やスキルが微小であること」を意味する言葉です。
このことから、ビジネスでは自分の能力の低さをへりくだって表現する場合に使う言葉です。
また「謹んで」は「かしこまった様子」を示す言葉ですので、さらに相手に対する尊敬の念が込められた表現に鳴っているのです。
「微力ながら謹んでお受けいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「微力ながら謹んでお受けいたします」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司から新たなに昇格を言い渡されたとします。
これであなたは、4月から課長です。
このような場合に、「微力ながら謹んでお受けいたします」と返答するとよいでしょう。
この場合にポイントになるのは、相手からみて自分の能力が本当に微力であっても、また実際には十分な能力があっても関係のないことです。
表現は良くないですが、とりあえずつけておけば形になると言えるでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、相手にへりくだった表現を使う文化が無い場合です。
このような場合、能力に自信がないかと思われ、嬉しい申し出を取り消されてしまうリスクもあるのです。
使う場合には、十分に注意するとよいでしょう。
「微力ながら謹んでお受けいたします」を使った例文
ここでは「微力ながら謹んでお受けいたします」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、語尾を変えることで、柔らかい表現にも、堅い表現にも応用できます。
・『微力ながら謹んでお受けいたします』
・『微力ながら謹んでお受けします』
・『微力ながら謹んで拝命します』
「微力ながら謹んでお受けいたします」の類語や敬語での言いかえ
それでは「微力ながら謹んでお受けいたします」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「微力ながら謹んでお受けいたします」の類似表現
まず 「微力ながら謹んでお受けいたします」の類似表現について解説します。
「微力ながら」は「及ばずながら」や「憚りながら」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「微力ながら謹んでお受けいたします」の敬語表現
つぎに「微力ながら謹んでお受けいたします」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「微力ながら謹んで拝命いたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「微力ながら謹んでお受けいたします」という表現は、少々堅い印象を与えます。
そのため、大事な場面などの限られた場合のみで使うのが適切な表現とも言えるでしょう。