この記事では「またお目にかかれますこと」について解説をします。
「またお目にかかれますこと」とは?意味
また会えることを、という意味です。
「また」は、以前にあったことがもう一度繰り返されるさまを表します。
「また一緒にでかけましょう」のような使い方をするものです。
この例の場合だと、一度一緒にでかけていて、もう一度一緒にでかけようと誘っている意になります。
「お目にかかれ」は「お目にかかる」のことで、「会う」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表します。
「またお目にかかれますこと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手にもう一度会いたい気持ちを伝える際に用います。
「また」なので、一度会っています。
今、もう一度会いたい相手がいて、その人と別れる際にこの言葉を伝えることもあれば、今その人が目の前におらず、メールや電話で伝えることもあります。
「あなたに会いたい」といわれて、嫌な気分になる人は少ないことでしょう。
会いたいと思ってもらえるということは、嫌われているのではないということです。
この言葉で好意を示すことができます。
この言葉を伝えている時点では、「いつ会いましょう」と決めないことがあります。
また会えるとよいという気持ちを伝えているだけで、会う約束をするものではありません。
社交辞令で述べる場合もある言葉なので、この時点では会う約束はしないのです。
しかし、「この日に会いましょう」と約束をしたからといって、失礼にはなりません。
この後には「待ち遠しい」「楽しみだ」という意味の言葉が続きます。
「またお目にかかれますこと」を使った例文
・『またお目にかかれますことを心待ちにしております』
「またお目にかかれますこと」の返答や返信例
会うことを楽しみにしていると好意を示してくれているので、その気持ちに応えるような返答をします。
こちらも楽しみにしている気持ちを伝えれば、好意を示すことができます。
この時点では、いつ会うと約束をすることは少ないのですが、会う日を決めておいてもよいでしょう。
お互いの都合がよい日を話し合ってください。
忙しい人は、相手となかなか会えないことでしょう。
だからといって、「会うことはできません」と返答することはありません。
このように伝えられると、拒否されているように感じてしまいます。
この場合は、会えないとしても相手の気持ちを受け取っておきます。
まとめ
この言葉は、一度相手と会っており、もう一度会いたい気持ちを伝えるものです。
聞き手への好意を示すことができます。
実際に会うことは難しくても、社交辞令でこのような言葉を伝えることがあります。