この記事では、「くわしくお聞かせください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「くわしくお聞かせください」とは?意味
「くわしくお聞かせください」は、目上の人に、より詳しい話しを聞かせて欲しいとお願いする丁寧な表現です。
「お聞かせ」の「お」は相手の動作を敬う接頭辞、「聞かせ」は使役動詞で「相手に話すこと」という意味の「聞かせる」の連用形、「ください」は「くれ」の敬語表現です。
「聞く」の尊敬語は「お聞きになる」、」「聞かせる」の尊敬語は「お聞かせになる」です。
丁寧ですが、ややストレートな表現ですので、目上の人や取引先に使う場合「くわしくお聞かせ願えますか」に言い換えましょう。
「願えますか」の「願えます」は「実現して欲しいと望む意味」の可能形、「か」は疑問の終助詞で、より相手を敬う表現になります。
「くわしくお聞かせ願えますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「くわしくお聞かせ願えますか」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、目上の人に知識やノウハウを教えてもらう時です。
2つ目は、上司に会議や打ち合わせの詳しい内容を教えてもらう時です。
3つ目は、事件や事故の目撃者に当時の様子を尋ねる時です。
「くわしくお聞かせ願えますか」の言葉の使い方や使われ方
「くわしくお聞かせ願えますか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『〇社の動向についてくわしくお聞かせ願えますか』
・『当時のトラブル対応についてくわしくお聞かせ願えますか』
・『先日の会議での決定事項についてくわしくお聞かせ願えますか』
「くわしくお聞かせ願えますか」の類語や言いかえ
「くわしくお聞かせ願えますか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「くわしくお聞かせ願えませんか」
「ませんか」は否定形の疑問形で、相手に可否を尋ねるニュアンスになり、より丁寧な表現です。
「くわしくお聞かせいただければ幸いです」
「いただければ」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形「いただける」の仮定形に助詞「ば」が付いた語、「幸いです」は「うれしく思います」という意味で、非常に丁寧な表現になります。
「くわしくお聞かせ願えますか」の英語表現
「くわしくお聞かせ願えますか」の英語表現は以下の通りです。
“Could you please give us some more details?”
「もっと詳細を聞かせてください」になります。
最高に丁寧ではありませんが、ビジネス会話でよく使われるフレーズです。
まとめ
今回は「くわしくお聞かせ願えますか」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。