この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われるフレーズの「またご縁がありましたら」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「またご縁がありましたら」とは?意味
「またご縁がありましたら」における「ご縁」は、「関係を作るきっかけや、人と人とのかかわりあい」を意味する「縁」に敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
従って、「またご縁がありましたら」は、「また関係が出来る機会があれば」と言った意味の敬語表現となります。
「またご縁がありましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンでは、この「またご縁がありましたら」のフレーズは以下の様なケースで使われます。
初めての取引や、単発で取引のあった場合、または商談を進めたものの不調に終わった場合に、相手の方に対して「またご縁がありましたら、宜しくお願いいたします」と使われたりします。
もちろん、継続的に取引のある相手に、このフレーズを使うのは間違いです。
また、商談が不調に終わった相手で、相手の会社等に強い不信感を抱き、絶対に今後も取引等考えられない相手には、使うのを避けるべきです。
その他のシチュエーションとしては、数日に渡りセミナーや研修を一緒に受けて、親しくなった社内外の方に対して、別れる際に「またご縁がありましたら、ご一緒したいですね」等とも使われます。
さらに、就職活動においては、面接官が最後に、「またご縁がありましたら、一緒にお仕事出来ることを楽しみにしています」等と使われることもあります。
いずれのケースも、次回に期待を抱いている気持ちを表現して使われています。
商談が不調に終わったり、単発のみの取引の場合には、再びそうした機会がないかも知れませんが、このフレーズを添えることで、相手の方の気持ちや、場の雰囲気を和らげることが出来るため、しばしば使われます。
「またご縁がありましたら」を使った例文
・『またご縁がありましたら、その節は宜しくお願いいたします』
・『またご縁がありましたら、弊社商品のご採用をお願い申し上げます』
「またご縁がありましたら」の類語や言い換え
「またご縁がありましたら」の類語としては、「また機会がございましたら」や「また何かございましたら」や「また何かの折には」や「またチャンスがありましたら」等が挙げられます。
まとめ
「またご縁がありましたら」は「また関係が出来る機会があれば」と言った意味の敬語表現です。
ビジネスシーンでは、単発で取引のあった相手の方や、商談を進めたものの不調に終わった相手の方に対して、次回を期待するとの意味で使われるフレーズです。