「気を引き締める」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「気を引き締める」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、ビジネスでもしばしば使われる言葉の「気を引き締める」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。

「気を引き締める」とは?意味

「気を引き締める」の読みは「きをひきしめる」で、「心や気持ちを緊張させ、気合いを入れること」を意味する言葉です。

「気」「心持や気持ち」を意味する言葉で、「引き締める」とは、「緩んだものを引っ張って締めること」「 引っ張って、たるみをなくすこと」を意味する言葉であることから、上記の意味となるのです。

「気を引き締める」の使い方や使われ方、使うときの注意点

人は常に緊張感を持って生活することは無理で、適度に緊張と緩和を繰り返し行っていると言えます。

緊張状態を長く続けていると、精神的にもたず、適度に気持ちや緊張感を緩めることは、精神衛生上も極めて大切です。

しかし、気持ちが緩み過ぎると、凡ミスを犯し、それが大きな失敗に繋がることもあります。

従って、大切なものごとに取り組む際には、緩めていた気持ちに、再度適度な緊張感を持たせる必要があります。

そんな際に、この「気を引き締める」が使われるのです。

ビジネスにおいては、ルーティン的に比較的楽に取り組める仕事と、非常に大切でかつ難しい仕事が混在していると言えます。

この中で、ルーティン的な仕事から、重要で難しい仕事に切り替わる時などに、気合を入れる意味で、「気を引き締める」が使われます。

また、組織単位で重要な案件に取り組む際に、その組織長がメンバーに対して、「気を引き締めて、頑張ろう」等とハッパをかける言葉としても、しばしば使われます。


「気を引き締める」を使った例文

・『最近、メンバーの気持ちが緩んでいる様に思われます。再度、気を引き締めて仕事に取り組む様にハッパをかける必要がありそうです』
・『プロジェクトリーダに抜擢され、これから今まで以上に気を引き締めて頑張ろうと思っています』
・『常に気を引き締めた状態を維持するのは難しく、時には気分転換も必要です』

「気を引き締める」の類語や言い換え

「気を引き締める」は、その意味から「緊張感を持って」「気合を入れて」「気を抜かないで」等と言い換えることが出来ます。

また「引き締める」ことから比喩的な表現として、よく使われる「鉢巻を締め直す」「ふんどしを締め直す」等と言い換えることも出来ます。

まとめ

「気を引き締める」とは、「心や気持ちを緊張させ、気合いを入れること」を意味する言葉です。

ビジネスにおいては、重要な仕事やミスが許されない仕事に取り組む際に、「緊張感を持って仕事に取り組もう」との意味で、使われることの多い言葉です。