「慶びにたえません」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「慶びにたえません」とは?
はじめに「慶びにたえません」の意味を解説していきます。
ここで使われる「たえません」は漢字にすると「堪えません」となります。
このことから「慶びにたえません」は「堪えられないほど喜んでいる」ということを表した、いわば誇張表現といえるでしょう。
ビジネスの世界でも「大喜びです」と表現するより「慶びにたえません」とするほうが、より高度な表現力を有すると目されることでしょう。
「慶びにたえません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「慶びにたえません」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司から来期の昇格面接の結果がメールで連絡され、見事合格だったとします。
そのような時には「慶びにたえません」と返信するとよいでしょう。
この場合、とても嬉しい様子を素直に表現するべきですが、口語表現では少し幼稚になってしまいます。
そのため「慶びにたえません」という高度な表現により、大人らしさを維持できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、口頭で使う場合です。
「慶び」と漢字で表現することが、この表現の一つのポイントであるため、口語表現にすることにより普通の表現になってしまうのです。
「慶びにたえません」を使った例文
ここでは「慶びにたえません」を使った例文を挙げていきます。
例文のように語尾を変えると、相手に与える印象を変化させることが可能です。
場面に応じて使い分けるとよいでしょう。
・『慶びにたえません』
・『慶びにたえることができません』
・『慶びにたえられません』
「慶びにたえません」の類語や敬語での言いかえ
それでは「慶びにたえません」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「慶びにたえません」の類似表現
まず「慶びにたえません」の類似表現について解説します。
「慶びに」は「喜びに」や「歓びに」と言い換えられます。
漢字は異なりますが、意味は同じになります。
「慶びにたえません」の敬語表現
つぎに「慶びにたえません」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「慶びの極みでございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「慶びにたえません」という表現は、大きな喜びをフォーマルに表すのに便利な言い回しです。
ビジネスでは、素直な口語表現だけでは表しきれない場面も多いため、様々な表現方法を把握しておくことが重要になります。
このような表現も、いざという場面で使えるように、しっかり記憶しておくことをお勧めします。
