この記事では、「謹んでお慶び申し上げます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「謹んでお慶び申し上げます」とは?意味
「謹んでお慶び申し上げます」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ビジネス関係の相手に良いことがあった時にお祝いを伝える丁寧な表現」という意味で、取引先の企業が上場した時や、担当者が昇進した時など、相手の慶事を祝う表現です。
2つ目は「プライベートで友人が結婚・昇進などした時に、お祝いを伝える丁寧な表現」という意味で、ビジネス以外の付き合いの人の慶事を祝う表現です。
3つ目は「年賀状など時候の挨拶として使う丁寧な表現」という意味で、年賀状など形式的な文章を送る時に、挨拶文として冒頭に使う表現です。
上記に共通するのは「相手の慶事を祝う表現」という意味です。
「謹んでお慶び申し上げます」の概要
「謹んでお慶び申し上げます」は「謹んで+お慶び+申し上げます」で成り立っています。
「謹んで」は「うやうやしくかしこまって」という意味、「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「慶び」は「おめでたいこと、祝いこと」という意味、「申し上げる」は動詞「言う」の謙譲語「申す」が更に丁寧になった表現です。
尊敬語、謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人にも使えます。
「お慶び」は「お喜び」「お悦び」と表現することもあります。
「お慶び」はよりおめでたい気持ちが強い言葉、「お喜び」は親しみがこもった言葉、「お悦び」は話し手の感情がよりこもった言葉になります。
「謹んでお慶び申し上げます」の言葉の使い方や使われ方
「謹んでお慶び申し上げます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『めでたく華燭の典を挙げられます由、謹んでお慶び申し上げます』
結婚式の披露宴に送る電報の定型文として使われます。
慶事に対してお祝いを述べる時に使われる表現です。
『初春の候、皆様にはいよいよご隆盛のことと謹んでお慶び申し上げます』
取引先に対して年賀状を送る時に使われます。
最近ではテンプレートに定型文として印刷されることが多くなっています。
「謹んでお慶び申し上げます」の類語や言いかえ
「謹んでお慶び申し上げます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「心よりお祝い申し上げます」
嘘偽りなく素直な気持ちで相手におめでとうと伝える時に使われる表現です。
慶事だけではなく、相手の子供が入学したり、試験に合格した時などにも使われます。
まとめ
今回は「謹んでお慶び申し上げます」について紹介しました。
「謹んでお慶び申し上げます」は「相手の慶事に対して祝福する気持ちを伝える丁寧な表現」と覚えておきましょう。