「横から失礼します」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「横から失礼します」とは?
はじめに「横から失礼します」の意味を解説していきます。
「横から失礼します」には二つの使われ方があります。
一つは物理的な横からの場合です。
例えばエレベーターに乗るために、目の前を横切る場合に「横から失礼します」と使えます。
しかし、ビジネスで使う場合は、主に論理的に「横から」の用途で使用されます。
ここでいう「横」は、部外者などを示しています。
これは、直接の利害関係者ではないということを表した表現として使われるのです。
例えば発注者と受注者がいて、関係のない第三者が発言すれば「横から」口を出すという事になるのです。
「横から失礼します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「横から失礼します」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、会議で開発部門と営業部門が激しく議論していたとします。
そんな中で、人事部のあなたは発言したくなりました。
しかし議論に直接は関係のない部門の人間なのです、発言するのが憚られます。
このような場面では「横から失礼します」と宣言してから発言するのが良いでしょう。
自分が直接的利害関係者ではないことを、十分に理解しているが「言わせてほしい」というアピールを、瞬時に伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、自分が明らかに当事者だった場合です。
このような場合に「横から」を使ってしまうと、当事者意識や責任感の希薄な人間だと思われてしまう事でしょう。
そうならないように、十分に注意して使うことをお勧めします。
「横から失礼します」を使った例文
ここでは「横から失礼します」を使った例文を挙げていきます。
例文のように語尾を変化させることで、応用した使用方法も可能です。
・『横から失礼します』
・『横から失礼いたします』
・『横から失礼して恐縮ですが』
「横から失礼します」の類語や敬語での言いかえ
それでは「横から失礼します」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「横から失礼します」の類似表現
まず「横から失礼します」の類似表現について解説します。
「横から」は「外野から」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
ただし、少しユーモラスな表現になってしまう点は注意しましょう。
「横から失礼します」の敬語表現
つぎに「横から失礼します」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「横から失礼いたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「横から失礼します」という表現は、直接の当事者でない場面の発言に効果的な手段です。
ビジネスでは第三者として意見を述べるのが重要な場面もあるので、使えるようにしておくとよい言葉と言えます。