「陰ながら拝見しております」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「陰ながら拝見しております」とは?
はじめに「陰ながら拝見しております」の意味を解説していきます。
この言葉は、ビジネスでも使われることが多いものです。
意味しているのは発言者がプレイヤーではない事と、相手を見ていることです。
これらのことから、プレイに参加はできないが、オブザーバーとして見ているという事を相手に伝えるために使用される表現なのです。
「陰ながら拝見しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「陰ながら拝見しております」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、取引先の企業と契約交渉の場面に臨むことになったとします。
先輩社員が交渉役を買って出ましたが、あなたは陪席することになりました。
先輩からはフォローも含めて、手助け無用であることを命じられました。
このような場面で、あなたは先輩に「陰ながら拝見しております」と述べるとよいでしょう。
あなたはプレイヤーの立場では参加できないことが確定しています。
そして、そのような状況でもプレイを観戦できる位置にいることも確定しているのです。
その両方の条件がそろった場合に、初めて有効に機能する言葉なのです。
この言葉を使う場合の注意点は、条件が整っているかです。
例えば、あなたがプレイヤーの一人である場合、この表現を使うことはできません。
そのような場面では、「陰ながら」が許されないのです。
「陰ながら拝見しております」を使った例文
ここでは「陰ながら拝見しております」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独でも使用できますし、語尾の変化で次のセンテンスに接続もできます。
・『陰ながら拝見しております』
・『陰ながら拝見しておりますが、もし何かあれば』
・『陰ながら拝見しておりましたが、これはと思い』
「陰ながら拝見しております」の類語や敬語での言いかえ
それでは「陰ながら拝見しております」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「陰ながら拝見しております」の類似表現
まず「陰ながら拝見しております」の類似表現について解説します。
「陰ながら」は「秘かに」と言い換えられます。
意味は概ね同じなのですが、言葉のイメージが変わってしまうので、注意して使いましょう。
「陰ながら拝見しております」の敬語表現
つぎに「陰ながら拝見しております」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「陰ながら拝見いたしております」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「陰ながら拝見しております」という表現は、自分がプレイヤーではない場面で使用できるフレーズです。
自分の立ち位置を間違えて使ってしまう事のないように、十分注意が必要な言葉でもあります。