この記事では「気にされていた」について解説をします。
「気にされていた」とは?意味
心配していた、心にひっかかっていた、という意味です。
「気にされ」は「気にする」を尊敬の意を示す形にしたものです。
「気にする」には、心にとめて落ち着かない、心配するという意味があります。
「気」は、呼吸、意識、心の働き、心配、気持ち、興味、関心などいくつもの意味を持っています。
この場合は、心の働き、気持ちのことを意味しています。
「され」は「される」のことで、尊敬の意を表す語です。
「いた」の「た」は、過去や完了の意を表します。
「気にされていた」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある人が何かを心配していたときに使用をします。
会話をしている相手が心配しているのではなく、別の誰かが心配をしています。
「いた」と過去の形になっているので、気にしていたのは過去のことです。
「いた」という言い方だと丁寧な印象ではありません。
丁寧にするなら「いました」とした方がよいでしょう。
たとえば、このような場面で使用をします。
AさんとBさんは、新商品のパッケージを考えています。
Bさんは、パッケージのある部分が気になるようです。
そのことをAさんに話しました。
この後に、AさんはCさんと新商品についての話し合いをしました。
そのときに、Bさんがパッケージデザインを気にしていたことを、Cさんに話しました。
この「気にしていた」をもう少し丁寧な言い方にすると、「気にされていた」となります。
この言葉だけだと、何を心配していたのかわからないので、何を気にしていたのかも述べるようにします。
先の例の場合だと、「パッケージデザイン」が気にしている物事になります。
「気にされていた」を使った例文
・『○○を気にされていた』
・『先日の話を気にされていた』
「気にされていた」の返答や返信例
何を気にしていたのかによって、返答の内容が変わります。
そこにいない誰かが気にしていたので、「気にするな」とこの言葉を述べている人に伝えても仕方がありません。
「気にするな」と伝えるなら、気にしていたそこにいない誰かに対してです。
解決できる事柄もあります。
資料の文章の言葉遣いが気になるというならば、その言葉遣いを変えてみるとよいでしょう。
パッケージデザインが気になるなら、他のデザインを考えてみてください。
まとめ
この言葉は、そこにいない誰かが何かを心配していたことを伝えるものです。
気になることをそのままにしていると、ずっと心にひっかかってしまいます。
改善できる物事もあるので、その場合は望ましい方向に変えてみるとよいでしょう。