「申し上げましたとおり」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「申し上げましたとおり」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「申し上げましたとおり」について解説をします。

「申し上げましたとおり」とは?意味

言ったとおり、言ったそのまま、という意味です。

「申し上げ」「申し上げる」のことで、「言う」の謙譲語です。

自分の側を低めて表現することで、相手に対して敬意を表しています。

「ました」「た」は過去を表します。

つまり、この言葉を伝える前に何かを言っているということです。

「とおり」は、そのままであることや、同じであることを表します。

「前回と同じとおりに行う」のような使い方をします。

「申し上げましたとおり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、前に何かを伝えており、それと同じ方法や状態であることを伝える際に使用をします。

たとえば、環境保護のために、二酸化炭素排出量削減の取り組みをこれから行うとしているとします。

具体的にどのようなことを行うのかは、以前に話してありました。

話した内容は、この場にいる人たちは知っています。

もう一度、前に話した二酸化炭素排出量削減の話題について取り上げたいです。

その際にこの言葉を使用します。

同じことを繰り返し言うと、「また同じことを言っている」「自分が言ったことを忘れているのか」と思われることがあります。

この言葉を伝えておくと、そういったことがなくなり、また以前に話したことを思い出してもらいやすくなります。

「ました」と過去を表す表現をしているので、前に何かを言っています。

初めて何かを言うときには、この言葉は使用しません。

「とおり」の後には言葉を続けます。

続く言葉は、以前に述べた事柄と同じことです。

「申し上げ」が敬意を表す言い方なので、後に続く言葉も敬意を表す言い方にします。


「申し上げましたとおり」を使った例文

・『申し上げましたとおり、○○で実行をいたします』

「申し上げましたとおり」の返答や返信例

何を言ったのかによって、返答の内容が変わります。

前に言った通りにある事柄を行うという場合、以前にそれを行うと決定をしているはずです。

そのため、ここで反論することは少ないでしょう。

何か意見があれば、伝えてみるとよいかもしれません。

予定していた事柄が変わる可能性があります。

報告の場合は、相手の話を聞きます。

その内容を検討して、変えた方がよい事柄があれば変えて、何もなければ以前と同じように物事を進めていきます。

以前と状況が変わっていることもあるので、よく考えてみてください。

まとめ

この言葉は、以前に伝えた事柄と同じ事柄を伝えるときに使用をします。

こういったことを伝えることで、以前に話した内容を思い出してもらいやすくなります。