この記事では「お早めにご連絡いただけますと幸いです」について解説をします。
「お早めにご連絡いただけますと幸いです」とは?意味
できるだけ時間をおかずに連絡をもらえるとありがたい、といった意味です。
「お早め」は「早め」に「お」をつけて、丁寧・上品な言い方にしたものです。
決められた時刻や時期よりも多少前であることをいいます。
「ご連絡」は「連絡」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「ご」は他人の行為を表す語について、その行為をする人に対して敬意を表します。
この場合、連絡をする人に対して敬意を表しています。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表します。
「幸い」は、その人にとってありがたいことという意味で、「幸いです」という使い方で「そうしてもらえるとありがたい」というお願いの仕方になります。
「お早めにご連絡いただけますと幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側が早く連絡を欲しいときに使用をします。
「ご連絡ください」というお願いの仕方もありますが、「ください」を使うと命令をしているように感じられることがあります。
目上の人に対して命令をするのは失礼です。
「幸いです」は命令をしているのではありません。
そうしてくれるとありがたいと、お願いをする言い方です。
「お早め」は、どれくらいの時間をいうのかわかりにくいです。
話し手としては明日までにというつもりで伝えても、聞き手は5日後くらいまでと思っている可能性があります。
いつまでに連絡が欲しいと具体的な日にちがあるのならば、「○○日までに」のような伝え方をした方がよいでしょう。
早めに連絡をさせて、相手に負担をかけてしまうので、気遣いの言葉を添えるのが望ましいです。
「お早めにご連絡いただけますと幸いです」を使った例文
・『お忙しいところ恐縮ですが、お早めにご連絡いただけますと幸いです』
「お早めにご連絡いただけますと幸いです」の返答や返信例
早く連絡が欲しいようなので、早めに連絡をしましょう。
その連絡を返答として構いません。
やや時間がかかってしまいそうなときには、時間がかかることを伝えておきましょう。
具体的にいつごろに連絡ができるのかを伝えるようにします。
「お早め」とは、どれくらいの時間をいうのか定義はありません。
その物事によって「お早め」が意味する時間は変わります。
まとめ
この言葉は、できるだけすぐに連絡が欲しいときに使用をするものです。
「幸いです」というお願いの仕方をしており、押しつけがましさがありません。
相手を気遣う言葉を添えると、さらに印象がよくなります。