この記事では「通じて」について解説をします。
「通じて」とは?意味
全体に渡るという意味と、媒介とするという意味があります。
「通じて」は「通ずる」の連用形に接続詞の「て」を添えた形になっています。
「通ずる」には、考えなどが相手に伝わる、他とつながる、ある事柄に詳しい知識を持つなど、いくつかの意味があります。
「話しが通ずる」「電話が通ずる」「駅まで通ずる道」のような使い方をします。
「通じて」の形で使うと、全体に渡る、媒介とするという意味になります。
「通じて」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、全体に渡って何かを及ぼすときに使用をします。
「一年を通じて暖かい」という使い方をしたとします。
この場合は、気候の話をしていることになります。
Aさんは出張でハワイに行くことになりました。
海外と日本では気温が違うので、出張先の気温が気になります。
気温にあわせた服装を考え、準備をしなければなりません。
そのようなときに、気候のことが話題にでます。
そのときに「一年を通じて暖かい」のような言葉を使います。
ある事柄を媒介としているときにも使用をする言葉です。
媒介とは、2つのものの間に入って取り持つことをいいます。
「新聞を通じて知った」という使い方をしたとします。
この場合は、新聞を媒介として何かを知ったことを意味します。
Bという事件が新聞にのっていました。
Cさんは新聞を毎日読んでおり、B事件のことを新聞から知りました。
そのさまを「新聞を通じて知った」といいます。
会話の中でも使うことができ、丁寧な言い方にすると「新聞を通じて知りました」のようになります。
「~を通じて」の形で使うことが多いです。
「通じて」を使った例文
・『テレビを通じて知りました』
・『趣味を通じて親しくなる』
・『事務所を通じて知らせをする』
「通じて」の返答や返信例
何を話題にしているのかによって、返す言葉が変わります。
場合によっては返答はしません。
気候の話題が出たとします。
そのときには、自分がその場所の気候を知っているなら教えてあげるとよいでしょう。
実際に行ったことがあると、詳しく伝えることができるはずです。
実際に行ったことがなくても、調べた情報を教えてあげるのでもよいです。
あるものを通して知ったという場合なら、その知った事柄について話を進めて行くことになるでしょう。
たとえば、事件の話題がでたなら、その事件について会話が進んで行くことになるはずです。
まとめ
この言葉は、全体に渡っているという意味や、あるものを媒介にするという意味で使用をします。
この言葉の前や後には、さまざまな言葉をつなげることができます。