この記事では「長きにわたりご指導」について解説をします。
「長きにわたりご指導」とは?意味
長い間教え導いてくれてという意味です。
教え導かれているのは話し手です。
「長き」には、長い間、長いことという意味があります。
「永き」と漢字で書くこともできます。
「わたり」は「わたる」のことで、ある期間や時間が中断されることなく続くという意味です。
「10年にわたる工事」のような使い方をし、この場合は10年間途切れることなく続く工事であることを表します。
「ご指導」は「指導」に「ご」をつけた言葉です。
指導には、ある目的を達成させたり、ある方向に向かったりするために教え導くことという意味があります。
「ご」は他人の行為を表す語について、その人に対して尊敬の意を表すものです。
「長きにわたりご指導」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、長い間ずっと指導をしてくれたことに対して用いるものです。
指導をしてくれたのは敬うべき人、指導を受けたのは話し手です。
自分が指導する立場のときには用いません。
「ご指導」は、指導をしてくれた人に対して尊敬の意を表すいい方になります。
長い間とは、どれくらいの期間を指すのか定義はありません。
一般的には数日のことはいわず、数か月以上、場合によっては数年以上のことをいいます。
何年もの間指導をし続けるのは、指導する人にとっては負担になることがあります。
その人にもいろいろな事情があり、指導するための時間を確保することが難しいことがあるでしょう。
また、教え導くためにはどうしたらよいのか考える必要もあります。
指導するための時間をとってくれた、わかるように指導をしてくれた、こういったことはありがたいことです。
ありがたいことを受けたときには、感謝の言葉を伝えます。
そのため「長きにわたりご指導」の後には、感謝の言葉が続くことが一般的です。
指導をすることが相手にとって迷惑かもしれないと考えて、謝罪の言葉を述べるのは誤りです。
こういったときには謝罪ではなく、感謝を伝えます。
「長きにわたりご指導」を使った例文
・『長きにわたりご指導くださり、ありがとうとございます』
「長きにわたりご指導」の返答や返信例
感謝の言葉が一緒に述べられることが多いので、それに対して返答をします。
返答の言葉には、「力になれてうれしい」「いつでも力を貸す」などがあります。
まとめ
この言葉は、長い間教え導いてくれたことに対して用います。
長い間指導をするのは、教える方としては大変でしょう。
それでもずっと付き合い続けてくれたのはありがたいことです。
そのため、この言葉は感謝の言葉と一緒に使われることが多くあります。