「通達します」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「通達します」とは?
「通達します」は、上からの指示事項を知らせる場合に使用される言葉です。
これは、上位の組織からの指示や命令を伝える場合に使用されます。
「通達」は「知らせること」や「伝達すること」の意味を持ちます。
また、「知らせる内容そのもの」を示して「通達」と呼ぶ場合もあります。
これは、上位の組織や機関からの指示命令事項を示して使用されます。
ここでは動詞の「する」を組み合わせて「通達する」という形にしています。
これに丁寧語の「ます」を加えて、丁寧な言葉遣いにしているのです。
「通達します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「通達します」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、本社から指示事項があったとします。
その内容を、組織の皆に伝えることにしたのです。
このような場合には、「本社からの指示事項を通達します」と述べるとよいでしょう。
これにより、本社からの指示事項を知らせることを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「通達します」の使い方に注意しましょう。
これは、「通達いたします」で置き換える事が可能です。
このように言い換えた場合には、自分の行為をへりくだった表現にできます。
どちらも同じ意味ですが、謙譲語を用いて敬意を示す事ができるのです。
実際の状況に合わせて、適した言葉を選ぶようにするとよいでしょう。
「通達します」を使った例文
「通達します」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に通達する対象を明示すると、自然な印象の表現にできるのです。
・『これから指示事項を通達します』
・『貴殿に、本社からの指令を通達します』
・『皆様に、人事部からの命令を通達します』
「通達します」の類語と敬語での言いかえ
それでは「通達します」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「通達します」の類似表現
「通達します」の類似表現には、「通知します」があります。
「通達に見る」と「通知」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えるのです。
「通達します」の敬語表現
「通達します」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「通達いたします」のように言いかえる事が可能です。
なお、この場合は、謙譲語の「いたす」を用いた敬語表現になっているのです。
まとめ
このように「通達します」は、上からの指示事項を知らせる場合に使用される言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
