この記事では「お健やかに皆様お過ごしでしょうか」について解説をします。
「お健やかに皆様お過ごしでしょうか」とは?意味
みなさん心身ともに健康に過ごしていますか、といった意味です。
相手の体調面を気遣う言葉です。
「お健やか」は「健やか」に「お」をつけて、相手を敬う言い方にしています。
「健やか」には、心身の状態がよいという意味があります。
体だけ、心だけではなく、体と心両方を含めていうことができる言葉です。
「皆様」は、その場にいる人すべてや、かかわりのある人すべてを、敬意をもって言う語です。
「お過ごし」は「過ごす」の連用形の「過ごし」に「お」をつけて、相手を敬う言い方にしています。
「過ごす」は、暮らすという意味です。
「でしょうか」は「だろうか」の丁寧な言い方で、はっきりしない事柄を問う意があります。
「お健やかに皆様お過ごしでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、久しぶりに会った人に対してや、手紙の中で使用をします。
長い間ある人と会っていないと、その人の状態や家族の状態などがよくわかりません。
「健康だろうか」と心配になることもあります。
そういった際に、相手の健康状態を確かめたり、気遣いを示したりするために、このような言葉を使用します。
改まった手紙には書き方があります。
いきなり用件を伝えるのではなく、まずはあいさつをします。
最初に、拝啓などの敬語と、時候のあいさつや相手を気遣う言葉を伝えるのです。
この言葉は、気遣いを示すものとして、手紙の最初の方で使用をします。
「皆様」なので、一人に対しては使用しません。
家族がいる人や、かかわりのある人が複数人いるときに用いるものです。
「お健やかに皆様お過ごしでしょうか」を使った例文
・『寒くなってまいりましたが、お健やかに皆様お過ごしでしょうか』
「お健やかに皆様お過ごしでしょうか」の返答や返信例
対面の場合は、その場で自分や家族などの近況を伝えます。
体調が悪ければ無理をして「元気だ」と伝える必要はありませんが、相手を不安にさせないように配慮が必要です。
手紙の場合は返事を書きます。
自分や家族などの状態を伝え、相手からの手紙の用件に対して返事を書きます。
自分から出す手紙でも、相手を気遣うようにしましょう。
こちらが出した手紙に対しての返事を受け取っている場合は、再度手紙を出さないことがあります。
まとめ
この言葉は、久しぶりに会った人に対してや、手紙の中で使うものです。
相手とそれにかかわりのある人の健康状態を気遣うものです。
用件とは関係にないものですが、こういった言葉を使うことでコミュニケーションが円滑になります。