この記事では「ご依頼いただいていた」について解説をします。
「ご依頼いただいていた」とは?意味
頼まれていた、といった意味です。
「ご依頼」は「依頼」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「依頼」には、人に用事を頼むことという意味があります。
仕事に関する事柄を頼む場合に使うことが多いです。
コーヒーを淹れて欲しい、バッグをとって欲しいなど、仕事とか関係のない事柄には、あまり使用しません。
「ご」をつけると、その行為をする人に対する敬意を表します。
「いただい」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
他人の好意などによって自分が恩恵を受けることを意味します。
「いた」は「いる」を過去の形にしたものです。
つまり、以前に依頼を受けているということです。
「ご依頼いただいていた」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、前に頼まれていた事柄を話題に持ち出すときに使用をします。
すでに依頼を受けているときに使うもので、これから依頼を受けるときに使うものではありません。
「ていた」の後に続ける言葉を変えることで、さまざまな場面で使用することができます。
たとえば、頼まれていた事柄が完了したとします。
そのようなときには、「○○が完了しました」のような言葉が後に続きます。
頼まれていた事柄がどれくらい進行しているかを伝えるとします。
そのようなときには、「○○はこれくらい進行しています」「○○はこの段階まで進んでいます」といった言葉が続きます。
この言葉が敬意を表す言い方なので、後に続く言葉も敬意を表す言い方にします。
前の言葉と後の言葉で表現の仕方が違うと違和感があります。
「ご依頼いただいていた」を使った例文
・『ご依頼いただいていた○○が完成いたしました』
・『ご依頼いただいていた○○を明日お届けに伺います』
「ご依頼いただいていた」の返答や返信例
後にどのような言葉が続くのかによって、返答の内容が変わります。
「これくらい進みました」と報告を受けた場合は、「わかりました」の意を伝えたり、どのように作業を進めて欲しいのか伝えたりします。
進行状況にあわせた指示を出しましょう。
「完成しました」「終わりました」と報告を受けた場合は、頼んでいたことを終えてくれたことにお礼を伝えます。
そして、物の場合はその物を受け取ります。
宅配で送ってくれるのか、自分で取りに行くのかなど、受け取り方法を確認してください。
まとめ
この言葉は、頼まれていた事柄を話題に出すときに用いるものです。
「ていた」の後にはさまざまな言葉を続けることができ、作業の進行状況を伝えるとき、作業が完了したことを伝えるときなど、さまざまな場面で使用できます。