「これ以上お話を伺うことはできません」とは?
ビジネスにおける使用方法や敬語での言い換えなどを分かりやすく解説していきます。
「これ以上お話を伺うことはできません」とは?
これは、相手の話をこれ以上聞けない場面で使用できる言葉です。
「これ以上」とは、「今よりも多いこと」や「現在の量よりも多いこと」を示します。
また、「お話を伺う」は「話を聞く」と謙譲表現にしたものです。
さらに「伺うことはできません」は「伺えません」を冗長に言い表したものです。
ここでは「ます」を用いて語尾を丁寧に言い換えています。
なお、「できません」は「できない」を意味しており、実現不能を意味する言葉になっているのです。
「これ以上お話を伺うことはできません」のビジネスにおける使用方法と使用時の注意点
この言葉をビジネスで使う際には、どんな活用方法になるでしょう。
たとえば、ある相手と商談を進めていたとします。
しかし、相手の条件に応じる事はできず、これ以上の議論は無駄と判断したのです。
このような状況では、「大変恐縮ですが、これ以上お話を伺うことはできません」と言うとよいでしょう。
これによって、相手との話を打ち切りたいと思っている様子を、丁寧に伝達できます。
この言葉を使うときには、「伺うことはできません」の表現方法に注意するとよいでしょう。
これは冗長な表現になっていると言えます。
これを言い換える場合は、「伺えません」としたほうがシンプルになるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「これ以上お話を伺うことはできません」を使った例文
この言葉の使用例を挙げます。
例文のとおり、前段に言葉を加えることで、自然な表現にできるのです。
・『残念ながら、これ以上お話を伺うことはできません』
・『申し訳ございませんが、これ以上お話を伺うことはできません』
・『大変恐縮ではありますが、これ以上お話を伺うことはできません』
「これ以上お話を伺うことはできません」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「これ以上お話を伺うことはできません」の類似表現
この言葉の類似表現は、「これ以上お話を伺えません」があります。
「伺うことはできません」と「伺えません」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「これ以上お話を伺うことはできません」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「これ以上お話をお聞きすることはできません」に言いかえ可能です。
まとめ
このように「これ以上お話を伺うことはできません」は、相手の話をこれ以上聞けない場面で使用できる言葉だと言えます。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
