「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」とは?

これは、風邪を引いていないかを丁重に尋ねるためのフレーズです。

「風邪」「風邪など」に言い換えることで、少し冗長な表現になります。

このように遠回しな表現にすると、丁寧な印象になる傾向があるのです。

また、「風邪」「かかる」よりも「引く」という言葉が使用されます。

しかし、これを尊敬語の形にすると、「風邪をお召しになる」と表現されるのです。

しかし、ここでの表現は二重敬語になっています。

「お召しになる」「召される」に言い換えて使用するべきなのです。

さらに、「ませんでしょうか」も誤用になっています。

ここでは、「ます」「です」という同じ役割の言葉を二重に使用しているのです。

これらのことから、「風邪などお召しになっていませんか」などに言い換えて使用したほうが望ましいと分かるのです。

「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」のビジネスでの使い方、使うときの注意点

それでは、ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。

たとえば、上司の具合が悪そうだったとします。

そのため、風邪など引いていないかを尋ねることにしたのです。

このような場合には、「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」と述べるとどうでしょう。

これでは、冗長なだけの誤用表現になってしまうのです。

この言葉を使用する際には、二重敬語に注意するべきです。

「風邪など召されていませんか」「風邪などお召しではないでしょうか」のように、正しい敬語に言い換えて使用するべきだと言えるのです。

丁寧さを意識するあまり、誤った敬語表現にならないように注意するとよいでしょう。


「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」を使った例文

この言葉を使った例文を挙げます。

例文として挙げてはいますが、冗長な表現は正しく言い換えて使用するとよいでしょう。

・『風邪などお召しになっておられませんでしょうか』
・『風邪などお召しになっていないでしょうか』
・『風邪などお召しになっていませんか』

「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」の類語と敬語での言いかえ

この言葉の類語と敬語を解説していきます。

「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」の類似表現

この言葉の類似表現には、「風邪など引かれていませんか」があります。

「お召しになられる」は誤用ですが、「引かれる」と同じような意味合いで使用できると言えるのです。

「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」の敬語表現

この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。

たとえば「風邪などお召しになっていませんか」に言いかえできます。

まとめ

このように「風邪などお召しになっておられませんでしょうか」は、風邪を引いていないかを丁重に尋ねるためのフレーズです。

冗長な部分は言い換えて、正しく使用するとよいでしょう。