「欠礼」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「欠礼」とは?
「欠礼」は、「礼を欠くこと」を意味します。
これは、「年賀欠礼」や「喪中欠礼」のように、熟語として特定の状況で使用される単語だと言えます。
つまり、同じような意味を持つ「失礼」のように「失礼いたします」などの使い方で、「欠礼」を用いる事はないのです。
「欠礼」は「礼を欠くこと」であり、「失礼」は「礼を失すること」です。
つまり、同じような意味を持つ言葉ですが、使い方には違いがあると言えるのです。
なお、「年賀欠礼」のように使用すれば、喪中などを理由に年始の挨拶をできず、礼を欠くような様子を言い表した言葉になるのです。
「欠礼」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「欠礼」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、親戚に不幸があったとします。
そのため、毎年上司に出している年賀状を、今年は出せないことになったのです。
このような場合には、「当方喪中につき、年賀欠礼となりますことをお許しください」と述べるとよいでしょう。
これにより、喪中のために年始の挨拶をできない旨を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「欠礼」の使い方に注意しましょう。
これは、「失礼」と同等の意味ですが、同じように使用する事ができません。
そのため、それぞれの言葉の特性に応じた使い方が求められるのです。
自然な使い方になるように、注意して使用するとよいでしょう。
「欠礼」を使った例文
「欠礼」を使った例文を挙げます。
例文のように、「年賀」や「喪中」などを組み合わせると、自然な使い方ができるのです。
・『年賀欠礼をお許しください』
・『喪中欠礼となりますことをお詫びいたします』
・『本年につきましては、年賀欠礼といたします』
「欠礼」の類語と敬語での言いかえ
「欠礼」の類語と敬語を解説していきます。
「欠礼」の類似表現
「欠礼」の類似表現には、「失礼」があります。
「欠礼」と「失礼」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
なお、他にも「無礼」などの類似表現もあります。
それぞれ使う場面が異なりますので、合わせておぼえておくとよいでしょう。
「欠礼」の敬語表現
「欠礼」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご欠礼」に言いかえできます。
この場合は、接頭語を用いて相手に敬意を示すような表現になるのです。
まとめ
このように「欠礼」は、「礼を欠くこと」を意味する言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。