この記事では「ご希望でしたらお申し付けください」について解説をします。
「ご希望でしたらお申し付けください」とは?意味
望むようならいってください、という意味です。
「ご希望」は「希望」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「希望」には、あることが実際にそうなるように望むという意味があります。
「ご」をつけることで、その行為をする人に対して敬意を表す言い方になります。
「たら」は仮定の意を表します。
「お申し付け」は「申し付ける」に「お」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「申し付ける」は「言い付ける」の謙譲語で、目上の者が目下の者に何らかの内容を言うという意味です。
「ください」は「くださる」の命令形になります。
「お」をともなう動詞の連用形について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「ご希望でしたらお申し付けください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何か望むものがあるなら言って欲しいときに使用をします。
「たら」は仮定の意を表す語です。
この言葉を使っている時点では、相手に希望があるのか、ないのかわかっていません。
仮に希望があるとして、申し付けてくださいと述べています。
ホテルでのことで説明をします。
あるホテルのフロントでは、お客さまの希望があれば、劇場やレストランの予約をとってくれます。
希望がある場合にだけ行うので、そうして欲しいときにはお客さまから言ってもらう必要があります。
この言葉はそういった場面で、「望むようなら言ってください」という意味で使用をします。
「ください」は命令しているように聞こえることがありますが、この場合は「ください」を使用するのが適切です。
それをして欲しいという話し手の気持ちがあるので、「ください」という表現をします。
「ご希望でしたらお申し付けください」を使った例文
・『○○の手配をご希望でしたらお申し付けください』
「ご希望でしたらお申し付けください」の返答や返信例
希望があれば言ってもよいので、何かあれば伝えてください。
「どうぞ言ってください」という意味が込められているので、遠慮せずに希望を伝えてよいです。
ただし、あまりにも無理な希望を伝えるのは控えた方がよいでしょう。
実現不可能なことを言われた方は困ってしまいます。
できることとできないことがあるので、考える必要があります。
まとめ
この言葉は、相手が何を望んでいるのか知りたいときに使用をします。
希望する事柄を実現するつもりであるときに用います。
ホテル、旅館、レストラン、デパートなどさまざまな場で、お客さまに対して述べることのある言葉です。