「お越しくださいますよう」のビジネスでの使い方についての解説です。
「お越しくださいますよう」とは?意味
「お越しくださいますよう」は、丁寧語による命令とみてよいワードで意味は、丁寧に来てくださいという意味です。
つまりは、念押しというもので、ビジネスにおいて相手がやってきそうにないな、と感じ取った場合、来いよと念を押すのがこのワードになります。
なので、一応丁寧語でかつ尊敬語なんですが、命令に近いのがこのワードです。
「お越しくださいますよう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お越しくださいますよう」は、相手に対して必ず来るように念を押す言葉として使用します。
ただし、絶対的な命令ではないうえ、ビジネスにおいて相手に対して命令をするということ自体許されない行為になるのであくまでお願いベースで命令に近いお願いだということです。
よって、このワードを使用する場合の注意点は、結局、丁寧語でかつ尊敬を込めてこのワードを使用しようとしても、お願いベース命令であるという点に変わりがない点が注意点です。
「お越しくださいますよう」を使った例文
・『当日は、混雑が予想されますので、電車にてお越しくださいますようお願いします』
・『新商品の発表会については、午後1時までにはお越しくださいますようお願いします』
・『手荷物はお持ちにならずにお越しくださいますようお願いします』
「お越しくださいますよう」の返答や返信例
「お越しくださいますよう」は、相手側のお願いや命令だろと見て取れる部分に対して許容できるか否かが返答で、もしくはお越しくださいというように参加したいかどうかも答えです。
なので、参加をしてくれという意味であれば、「わかりました」や「都合が合わない」という形で参加を了承したり拒否するが可能です。
お願いや命令の場合、許容できるのであれば、「わかりました」というのが答えで、許容できない場合、「お断りします」という言葉が答えです。
まとめ
「お越しくださいますよう」は、要は必ず来てほしいという事情についてどう思うかが返答になります。
よって、一応命令に近い口調でこのワードを言われようと断りたい場合、「お断りします」が答えになるのです。
ただ、このワード、注意点がありまして、必ず来てくれということを述べる場合、なぜ絶対に行かないといけないかを考えないとビジネスの世界においてはかなりドツボにはまります。
例を挙げますと、「新社長の就任式にお越しくださいますよう」とある場合、新社長の就任式に参加しなかった場合、新社長からの印象が悪くなるなど、必ず来いと言われているからには何か目的があるというのが「お越しくださいますよう」というワードになります。
よって、このワードが出てきたら、ビジネスの席であれば、注意深く会話内容を聞いて、相手側の意図を読み解くようにしましょう。