「粘り強く」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「粘り強く」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「粘り強く」について解説をします。

「粘り強く」とは?意味

最後までやり通そうとする、すぐにあきらめたりはしない、という意味です。

「粘り強く」は、最後までやり通そうとするさまを意味します。

粘着力が強いという意味もありますが、ビジネスの場ではこの意味で使うことは少ないです。

「粘」はねちねちとくっつく、「強」はつよい、力があるという意味を持つ漢字です。

ねちねちしているさまが強いものは、ある部分にくっついていると簡単には剥がれません。

簡単には剥がれない、つまり簡単にはあきらめないということです。

「粘り強く」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、あきらめずに最後までやり通そうとする気持ちを伝えるときに使用をします。

たとえば、他社と契約を結びたいと考えているとします。

しかし、他社は簡単には「はい」といってくれません。

こちらの求めになかなか応じてくれないのです。

断られてしまったのものの、この会社とどうしても契約を結びたいので、簡単にあきらめるわけにはいきません。

一度断られたくらいではあきらめず、契約を結んでくれるまで何度でも交渉をするつもりでいます。

契約を結ぶという目標を達成しようとしているのです。

このさまを「粘り強く交渉する」といいます。

会話の中でなら、「粘り強く交渉をしていきます」など丁寧な言い方にします。

「粘り強く」には、粘着力が強いという意味もあります。

この意味ではビジネスの場で使われることは少ないのですが、使うことはあります。

「粘り強くて剥がれない」のような使い方ができます。

品物を送るためのダンボール箱にねちねちするものが付着してしまい、それがなかなか剥がれないときなどに、このような表現をします。


「粘り強く」を使った例文

・『粘り強く研究を進める』
・『粘り強く指導をしてくださりました』

「粘り強く」の返答や返信例

どのような状況なのかによって、返す言葉が変わってきます。

あきらめずに交渉を続けているという場面だとします。

この場合は、交渉を続けて欲しいなら、それを続けるように指示を出し、もうあきらめてもよいという場合なら、続けなくてよいと指示を出します。

指導を続けてくれたという場合で、自分が指導を受けた立場なら、お礼を伝えましょう。

あきらめずに指導をしてくれたのは、ありがたいことです。

指導をしてもらったことを活かせるように努力しましょう。

まとめ

この言葉は、最後までやり通そうというさまを表しています。

交渉をあきらめないで目標を達成させる、根気強く指導をするなど、さまざまな場面で使用することができます。

後には、いろいろな言葉を続けられます。