この記事では「遠慮なくいただきます」について解説をします。
「遠慮なくいただきます」とは?意味
控えることなくもらいます、といった意味です。
「遠慮」には、行動をしたり、発言をしたりすることをやめておく、という意味があります。
自分の感情を抑えたり、他人に配慮をしたりして、行動や発言を控えることをいいます。
「なく」は打消しの意です。
つまり、「遠慮なく」は控えない、行動や発言をするという意味になります。
「いただき」は「いただく」のことで、「もらう」「食う」「飲む」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表す語です。
「遠慮なくいただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かをもらうときに使用をします。
もらうという行為にためらいを感じてしまうことがあると思います。
「もらったら相手に悪いだろう」「気を遣わせてしまう」など考えてしまい、もらうことを遠慮したくなることがあります。
しかし、相手はこちらのことを思って何かを差し出してくれいるので、もらってもよいです。
たとえば、目上の人が旅行に行って、同じ部署の人たちにお土産を買ってきたとします。
部署の人たち全員の分があり、どの人ももらってよいです。
このような場面では、もらうことを遠慮する必要はありません。
喜んで欲しいという気持ちでお土産を渡しているので、もらわない方が失礼になります。
もらうということをやめる必要はないのです。
そのような場面で使う言葉です。
また、何か食べものを勧められて、それを食べるときにも使うことがあります。
遠慮をしないのは話し手側なので、この場合は「ご遠慮」と敬意を表す言い方にする必要はありません。
「いただきます」は敬意を表す言い方なので、この形で失礼ではないです。
「遠慮なくいただきます」を使った例文
・『遠慮なくいただきます。どうもありがとうございます』
「遠慮なくいただきます」の返答や返信例
何かを渡して相手が喜んだようならば、喜んでもらえてよかったという気持ちを伝えてもよいでしょう。
自分がした行為を他人に喜んでもらえるとうれしいものです。
物を渡した場合ならば、その物について説明をすると、その物についての相手の理解が深まります。
お土産を渡したときならば、旅先でのことを話すと喜んでもらえるかもしれません。
もらって欲しいから何かを差し出しているはずなので、遠慮なく受け取ることに対して、「図々しい」などの発言をすることはありません。
まとめ
この言葉は、相手から差し出されたものをもらったり、食べたりするときに使用をします。
もらったりしたときには、お礼を伝えることも忘れないようにしましょう。