「納得しかねることです」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「納得しかねることです」とは?
「納得しかねることです」は、納得できないことを相手に伝えるフレーズです。
「納得」は「相手の考えなどを理解して承知すること」を意味します。
「納」は「納める」と読みます。
これは、理解して心に納める様子を表しています。
また、「得」は「得る」と読みます。
これは「得心」という言葉もあるように、「心に得る」、つまり「心得る」の意味で使用しているのです。
なお、「しかねる」とは「できない」と同じ意味になります。
ただし、「したくてもできない」というニュアンスで「しかねる」という言葉が使用されます。
なお、ここでは語尾に「です」を加えて、言葉遣いを丁寧にしています。
「納得しかねることです」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「納得しかねることです」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先と商談していたとします。
しかし、相手の要求は、こちらが承諾できないようなものなのでした。
このような場合には、「そのような要求は、納得しかねることです」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の要求を受け入れられない様子を、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「しかねることです」の使い方に注意しましょう。
これは「いたしかねることです」や「しかねることでございます」と言い換える事が可能です。
どれも同じ意味ですが、敬語の種類や程度に違いが出るのです。
使用する状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「納得しかねることです」を使った例文
「納得しかねることです」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し説明を加えると、自然な印象の表現にできるのです。
・『そのような話は、納得しかねることです』
・『どう考えてみても、納得しかねることです』
・『説明を受けたとしても、納得しかねることです』
「納得しかねることです」の類語と敬語での言いかえ
「納得しかねることです」の類語と敬語を解説していきます。
「納得しかねることです」の類似表現
「納得しかねることです」の類似表現には、「納得できないことです」があります。
「しかねる」と「できない」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「納得しかねることです」の敬語表現
「納得しかねることです」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「納得いたしかねることでございます」に言いかえできます。
まとめ
このように「納得しかねることです」は、納得できないことを相手に伝えるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
